ずっと遠い存在だと思ってた

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挨拶から台本の読み合わせまでの全てが終了。









次は出演者、スタッフ、監督で食事の予定が入っている。









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席順は自由。








とりあえず私は端っこの席に座った。









前にはルリさんが座ってるからなんとか楽しく食事が出来そう。









だって…思ったのに







彼は来た。









伊「やっほ。ここいい？」








なーんて言いながらストンッて座る慧くん。









「監督のとこ行かなくて大丈夫ですか？」









せっかくだから私は慧くんと仲良くなりたくて



とりあえず話しかける









伊「あぁ。大丈夫。





そんなこと言ったらAちゃんのが主役なんだから。行かなくて大丈夫なの？」









「た、多分…」









伊「ははっ(笑)






Aちゃんって面白いんだね」









そう言ってあのアイドルスマイル。









わたしもつい口角が上がる。








でも、慧くんのひとことでその口角がもとに戻った。









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