○のお嬢〜１３〜

Ｎｏ．４６５ ページ35

村上side




ｺﾞｿｺﾞｿ



もうこの時期が来たか･･･



ﾓｿﾞﾓｿﾞ


俺の掛け布団の上で丸くなって猫みたいにて寝てるお嬢


貴「ｽｰｽｰ」



寒くなってきたからいつもマルのところに行くんやけど

たまに寝ぼけて隣の俺の部屋に間違えて入ってくることがあんねん



村「お嬢？」ﾄﾝﾄﾝ

貴「･･･りゅう･･･」ﾓｿﾞﾓｿﾞ


布団の上から俺に乗っかって抱きついてくる



もう布団の中におるって勘違いしてるんやろなぁ笑



村「ほれ･･･そんなとこで寝たら風邪ひくで？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴「ん･･･」ｷﾞｭ



はぁ･･･どうしたらええねん笑



村「俺はマルやないでぇ？」ﾑﾆﾑﾆ

貴「んん･･･？･･･」

村「何寝ぼけてんねん笑」

貴「ん･･･りゅうへは？」

村「ここ俺の部屋笑」

貴「んぇ〜･･･」ｷﾞｭ

村「そのまま寝たら寒いやろ？」

貴「ん」



またモゾモゾと動いて布団の中に入ってくる



貴「りゅーへ･･･あったか」

村「やからマルやないて笑」

貴「ん〜」ｷﾞｭｰ



寝ぼけてんなこりゃ笑



貴「痩せた〜？･･･ﾑﾆｬﾑﾆｬ」

村「やからぁ･･･」

貴「信ちゃん･･･みたい･･･」



抱きついただけで分かるんかい笑



村「そりゃ俺やからなぁ」

貴「ん？･･･信ちゃん？」

村「起きた？」

貴「あれ？･･･隆平どこいった？」

村「さっきから寝ぼけて俺の事をマルやと思ってたんやけど？」

貴「あれ？･･･んー･･･寝る」

村「なんやねん笑」

貴「信ちゃん寒い」

村「ハイハイ笑」


ホンマにこの子は･･･


村「マルの方が良かった？」

貴「ふふ笑信ちゃん嫉妬？笑」

村「し、してへんし･･･」

貴「信ちゃんで良かった･･･暖かいし･･･落ち着くし･･･」

村「マルは？」

貴「隆平は暖かいし落ち着く」

村「一緒やんけ」

貴「ちょっと鼻息荒い笑」

村「ふは笑それはあいつのええ所やんか」

貴「ふふ笑信ちゃん？」

村「ん？」

貴「ぬくい」

村「そらよかった笑」

貴「んふ笑」ｷﾞｭ

村「ちっちゃ･･･」


俺の腕の中でちっこくなって俺にしがみついてるお嬢


可愛ええなぁ笑笑


貴「ｽｰｽｰ」



寝た･･･笑



俺も寝よ笑


･･････

･･･


ん･･･


7時や･･･



ん？ どうなってんねんこれ笑



寝た時は普通にしがみついてたはずやのに


今は俺のパーカーの中にまで頭突っ込んで侵入しとる笑


どんなけ寒がりやねん笑



貴「んん･･･んぇ!?ここどこ!?」

村「俺のパーカーの中や笑」

貴「ごめんなさい･･･」

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