WESTの姫〜21〜

Ｎｏ．１０３８ ページ38

重岡side


藤｢･･･｣

重｢･･･どうする？｣ｺｿ

藤｢どうするって･･･どうする？｣ｺｿ

重｢お前が決めろ｣ｺｿ

藤｢はぁ？無理やろ｣ｺｿ


俺たちが話してんのは楽屋前

なんでコソコソしてるかって？･･･それは･･･


･･･数分前

俺がトイレにいて後から入ってきた流星に会ったから一緒に楽屋まで帰ってると楽屋の中から聞こえてきた声が


貴｢神ちゃ･･･怖い｣

神｢大丈夫やって･･･な？｣

貴｢んん･･･ギューってして？｣

神｢えぇ？やりずらいやん｣

貴｢嫌やぁギューってする｣

神｢ん〜｣


中からイチャついてる声が聞こえてきて

まぁいつもの事か･･･と思ってたら


貴｢･･･優しくして？｣

神｢優しくする｣


重藤｢!?｣


おいおい･･･楽屋で何してくれてんねん！

ってことで中で行われていることに戸惑って楽屋の前で立ち往生中の俺たち

とか言って気を使ってる風やけど俺たちもちゃんと男やわ笑ちゃんと聞き耳を立ててる

中からは相変わらず


貴｢ん･･･神ちゃｯ｣

神｢大丈夫やから･･･力抜いて？｣

貴｢無理ぃ･･･｣

神｢ここ？｣

貴｢そこｯ･･･やっぱ無理ぃｯ｣

神｢大人しくせえ｣

貴｢んんｯ｣


神ちゃんってこういう時結構･･･その･･･強い感じなんや･･･


神｢いくで？｣

貴｢んやｯ待ってｯ｣

神｢待たへん｣

貴｢嫌やぁ！痛いぃ！｣

神｢痛ないやろ？｣


痛い？

さすがに神ちゃんでもA痛がってんねやったら許されへん


貴｢痛い！｣

神｢痛ない！いくで！｣

貴｢いやぁぁ！｣


ﾊﾞﾝ!


重藤｢神ちゃん！怒｣


ﾊﾞﾁﾝ


貴｢いたぁぁ･･･くない｣

神｢やから言うたやろ？痛ないって｣

貴｢んん･･･やって泣｣ｷﾞｭ

神｢ビビりすぎやって笑｣

貴｢んへへ笑｣


は？

そこには椅子向かい合って座ってる2人

ちゃんと服着てるし･･･は？


神｢ん？2人ともどしたん？｣

藤｢え？･･･何して･･･｣

神｢Aにピアス開けてたんよ？｣

重｢痛いって叫んでたやん｣

神｢まだ機械で挟んだだけやのに痛いって叫ぶから痛ないやろ？って｣


な、なんやねん･･･

そ、そうやんな？神ちゃんが無理やり･･･する訳ないやんな？

よかった･･･


貴｢できた？｣

神｢うん笑綺麗にできたで？｣

貴｢反対もする｣

神｢ホンマに？また時間かかるん嫌やぁ笑｣

貴｢お願い！｣

神｢流星にやってもらいいや笑流星も開けてんねんから｣

貴｢りゅーせ｣

藤｢う、うん笑｣

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