WESTの姫～１２～ (ページ5)

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小瀧side

やばい･･･絶対嫌われる！

あっネタバレするから気ぃつけてな？

実はこの舞台･･･最終的に俺めっちゃ悪いやつやねん･･･

てかこの作品自体が大どんでん返しのお話なんやけど･･･

やからな？先に俺がやる役のレナードが悪いってわかった上で見てくれたらそんなにショック受けんやろ？

でも頑なに原作読んでくれへんねん･･･

多分最初は裏切られた可哀想な奴って感じなんやけど･･･

まぁ詳しくは原作読むか舞台見に来るかしてな？笑

そんで今はもう舞台が開演する直前

周りの女優さんとか俳優さんとかも動きとかの最終チェックをしてる

そんで開演して俺が起訴されて検察側の証人に妻が出てきて裏切られてなんやかんや無罪になったんやけどホンマの真実は･･･

って感じでストーリーが進んでって全力を出し切って終演

昨日の照史の公演ではメンバーが楽屋で待っててくれたから俺の楽屋にもおるんやろなぁ

ｽﾀ｢あっ！さっきメンバーの方たち楽屋にお通ししました！｣

小｢ありがとうございます！｣

俺もテンション上がっててみんなが待ってる楽屋に入る

小｢ただいまぁぁぁぁぁ！｣

全｢お疲れ〜！｣

貴｢･･･( ｰ̀ н ｰ́ )｣ｷﾞｭ

神｢ふふ笑A？のんちゃん帰ってきたで？笑｣

貴｢･･･嫌いやもん｣

小｢(._."Ⅱ)｣

照史と扱いが180度ちゃうやんけ･･･

桐｢ふは笑やから原作先読めってのんちゃん言うてくれてたんやろぉ？｣

貴｢でも･･･面白かった！のんちゃん好きやけどレナード嫌い！｣

小｢えぇ！俺好き!?｣

貴｢今は嫌い！レナードやもん｣

小｢わかった！着替える！すぐ着替える！｣

重｢ホンマに笑必死か笑｣

藤｢でもすごかったなぁ〜あんなどんでん返し考えるとかホンマにすごい｣

中｢そりゃアガサ・クリスティやから笑｣

濵｢すごいから小説とか映画とかにもなってんねんで？笑｣

神｢まぁ最初可哀想な雰囲気になったからこその最後の落ちやもんなぁ？｣

俺は急いで衣装から着替えていつもの格好に戻る

貴｢ふふ笑のんちゃん！｣ｷﾞｭ

珍しい！

見て！

俺に抱きついてきてくれた！

小｢どうやった？｣

貴｢なんか昨日照史の見て人との関わり方とか考え方とかいっぱい考えたけど･･･今日のは人間の嫌なとこ全部出てた笑｣

小｢リアルな人間の部分出てるからな笑｣

貴｢ふふ笑でもホンマに良かった！｣