WESTの姫～１２～ (ページ23)

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Ｎｏ．５７３ページ23

濵田side

俺の手にすっぽり収まる首は細くてホンマにそのまま･･･

貴｢うぁｯ･･･ぁｯ･･･はまちゃｯ･･･ｧｳｯ･･･｣

濵｢お前までｯ･･･なんでｯ･･･｣

ｷﾞｭｳ

貴｢ｯｧ･･･泣｣

ｶﾞﾁｬ

中｢濵ちゃ～ん？おんの〜？｣

桐｢崇裕～先帰るんなら言うてえやぁ笑･･･ｯておい！何してんねん！｣

!?

そりゃビックリするやろな･･･Aに馬乗りになって首絞めてる俺がおってんから

桐｢崇裕！お前何してんねん！怒｣

濵｢ﾊｧｯ･･･ﾊｧｯ｣

俺は照史にAから引き剥がされて壁に押さえつけられた

こんなに怒ってる照史は初めて見た

中｢A！大丈夫か？｣

貴｢ﾋｭ-ｯ･･･ﾋｭｰｯ･･･ｹﾞﾎｯ｣

中｢痛いとこは？｣

貴｢嫌ｯ･･･んｯ泣｣

中｢大丈夫･･･もう大丈夫やから｣ｷﾞｭ

貴｢んんｯ泣うわぁぁぁぁｯ泣｣

中｢大丈夫大丈夫･･･首冷やそっか？あっち行こ？｣ｷﾞｭ

淳太がAを寝室に連れて行った

桐｢おい･･･今何しようとしてたか分かってるんか怒｣

濵｢ﾊｧ･･･｣

桐｢今崇裕がしようとしたことは･･･Aの親と同じやぞ!?分かってんのか!?怒｣

濵｢･･･ごめん｣

桐｢謝る相手がちゃうやろ･･･どんな理由があってもな？守るべきもんはちゃんと守れや！｣

俺･･･

最低や･･･

Aに1番させたらアカン怖い思いをさせてもうた

1人になりたいとか思いながらもここに来たのは･･･心のどこかでAに会いたいって思ってたからやのに

ここに来た時に俺に元気がないって分かって色んな話を聞かせてくれてたのに

俺の下で泣きながらも助けを求めるAの顔は恐怖で染まってた

濵｢照史･･･俺･･･｣

桐｢お前は最低や･･･でも友達が苦しんでるのに気づいてやれなかった俺らはもっと最低や｣

濵｢すまん･･･俺ｯ･･･どうしたらええかな｣

桐｢ひとまずAのことは淳太くんに任せよ･･･元に戻るには時間かかるで？それは覚悟しとき｣

濵｢･･･ごめん｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

桐｢Aは？｣

中｢とりあえず泣き止んだけど･･････なぁ濵ちゃんAがずっと謝ってたで？｣

濵｢え？｣

中｢自分がうるさくしたからってしつこく話しかけたからって･･･ずっと謝ってた｣

濵｢A･･･ちゃうのに･･･俺が全部悪い｣

桐｢首は？大丈夫そう？｣

中｢濵ちゃんの手形がくっきりや｣

濵｢･･･｣