∞のお嬢 (ページ32)

今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:249,180 hit

Ｎｏ．３２ページ32

安田side

昨日俺が見たお嬢は知らない男達の欲だらけだった

中に出されなかったことが幸いだけどお嬢の心の傷はいつまで経っても癒えないと思う

昨日ベッドに寝かせたまま目を覚まさなかった

信ちゃんは徹夜してお嬢の目が覚めるのを待っていた

2日以上寝ていない信ちゃんはさすがに疲れたのかお嬢のベッドに寄っかかって寝てる

安「信ちゃん？･･･起きて」

村「おぉ･･･ヤスか、すまん寝てた？」

安「疲れてんねやろ？少しちゃんと寝てき？」

村「･･･アカン･･･こうなったのは元はと言えば俺のせいや」

こうなったら信ちゃんは言うことを聞かない

横「ヒナ？」

いつの間にかいた横ちょ

村「横もすまんな･･･」

横「ちゃんと休めよ？」

村「やから俺はｯ」

横「お嬢が起きた時にお前が潰れてたら心配するやろ･･･それにちゃんと謝るんやろ？」

村「･･･せやな･･･すまんちょっと休んでくる」

さすが夫婦やな笑

安「扱い方知っとるな？笑」

横「当たり前や･･･何年間の付き合いやと思ってんねん」ﾄﾞﾔ

安「早く起きてくれへんかなぁ･･･」

横「せやな･･･はよ起きてもらって謝らな」

そう･･･守れなかったこと

多分ずっと助けを求めてた

やのに俺らはｯ･･･

貴「ん･･･」

安「え？お嬢！起きたんですか!?」

横「ちょ･･･みんな呼んでくるわ！」

走って横ちょが出ていった

安「お嬢？聞こえます？･･･お嬢？」

お嬢はずっと天井を見てる

そして俺の顔を見て不思議そうな顔をする

安「どうしたんです？体痛いとこありません？」

貴「･･････」

体を起こしたいのか起き上がろうとするから背中を支えようと手を伸ばす

ﾊﾟｼ！

え？

貴「あっ･･･ごめん･･･なさい泣」

と震えながら謝ってくる

安「大丈夫ですよ？あいつらみたいに襲ったりしませんから･･･」

それでも怯えた子犬みたいに震えて目を合わそうとしない

安「どうしたんですか？俺ですよ？章ちゃんですよ？」

それでも不思議そうに見てくる

貴「あの･･･失礼なんですが･････････

どなたですか？」

え･･･

貴「すみませんあと･･･ここがどこだか教えて頂けると助かるんですけど･･･？」

うそ･･･

やろ

横「みんな連れてきたで！」

貴「ﾋﾞｸｯ･･･すみません･･･こんなに沢山の方々に迷惑かけてしまって」