Ｎｏ．２５ ページ25
貴方side
ん･･･あれ？寝てた？
やっば！今何時!?
8時回ってるし･･･
さすがに心配してるかも
立ち上がって来た道を戻ろうとしたら前から複数の人影･･･
何？･･･誰？
村「おったわ･･･ﾊｧ、ﾊｧ」
信ちゃん？
あの時と変わらない･･･迎えに来てくれた
貴「信ちゃｯ「ホンマに何しとんねん！」
え？
村「こんな大変な時にみんなに迷惑かけて！怒」
めいわく？
村「外に1人で出たらあかん言うてるやろ！なんで言うこと聞かへんねや！」
はよ帰んで！と腕を引っ張ってくる
パシ！
村「んぁ？」
信ちゃんの腕を叩いてしまった
横「お嬢？」
安「お嬢？」
貴「迷惑･･･だよね？ごめんなさい･･･」
目から流したくもない涙が出てくる
村「あっ･･･すまん」
貴「ううんそれが信ちゃんの本音だよ･･･ごめん･･･みんな今忙しいのに迷惑ばっかりかけて」
錦「それは･･･」
大「帰りましょ？」
丸「ね？」
渋「･･････」
貴「もういいってば！」
ここまで来たらもう止まらない
貴「別にヤクザの家に生まれたくて生まれたわけじゃない！もっと楽しく過ごしたかった！
友達と遊んだり、彼氏作ったり！
普通の家に生まれたかった！
もうこんな家うんざり！」
ﾊﾞｼ!
痛･･･い
初めて信ちゃんに叩かれた
村「いい加減にしいや？」
貴「もうほっといて！･･･もう･･･あなた達のところには帰らない」
安「待って！」
貴「迷惑ばっかりかけて･･･ごめんなさい
さようなら」
みんなが立ち尽くしてる中を突っ切って通ったこともない道を通る
どこだろ･･･ここ
はぁ･･･もう何もかも終わりだ
みんなにあんなこと言って･･･最低だ
唯一持っていたお金で近くの漫画喫茶に入る
はぁ･･･本当にもう帰れないかも
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作成日時：2018年7月9日 19時
