よっぱらい ページ5
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時計の針は 夜中の1時を指している
「 遅いな〜 」
電話しても LINE送っても なかなか繋がらなくて
不安に駆られて 寝れなくていると
「 A〜〜〜 ！ 」
玄関のドアが開く音とともに 聞こえた 彼の声
それは いつものふわふわした声とは違い
明らかに
「 酔ってる … 」
「 んぅ〜 水〜 」
歩くのもままならない 祐基くんを抱えて ソファまで連れてくる
水の入ったコップを 渡すと 今にも落としそうで
「 あぁ〜 ちょっと 、 零すよ 」
咄嗟に 手を 支える
「 A 飲まして〜 」
酔っ払った祐基くんは あまえたさんだ
「 飲まして 、 って …
ほら ちゃんと 体起こして 、 」
口元に コップを近付けると
「 あぁ もう 違うの 」
ワントーン 下がった声とともに 手にあったコップが抜き取られ
口に含む祐基くんの 、 顔が 、 近づいて 、
── ちゅ
─── ごく っ
「 〜〜〜 っ 、 はぁ 、 ！ 」
何故か 口移しをされ 私が水を飲んだ
「 意味わかんない 、 」
そう 睨むけど 彼には 届かないみたいで
「 ねぇ 、 いい ？ 」
すっかり 酔いが覚めたような 祐基くん からの
酔っ払うくらいに 甘く大人な誘い 。
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「 記憶無い とか 言います ？ 」
「 言いたくなかった 。 」
「 ありえない ！ 」
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✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
薺 です ！
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作者名：薺 … ◎ | 作成日時：2017年4月8日 22時
