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«紫耀side»
生徒会の仕事が終わり、家に帰ってくるとムスッとした顔の海人が居た。
海「紫耀、来て」
海人に腕を引っ張られて、半ば強制的にソファに座らされた。
ソファでは、廉以外も座っていた。
海「紫耀、最っ低だね」
紫「は？」
なんの前触れもなく、海人にそう言われた。
岸「廉から聞いた。電話かけたら、イライラさせたって。迷惑かけたって」
紫「あの時か…」
玄「廉、泣いてたよ」
紫「は…？」
神「何で、そんな態度取ったの？何がなんでも、廉が可哀想だよ」
生徒会で、ちょっとしたトラブルがあった。
今日こそ、廉と帰れると思った。
残念な気持ちとトラブルを起こした人に対する怒りが混ざって、イライラしていたのかもしれない。
その対処をしてる時に、廉から電話がかかってきた。
何か用かと思って電話に出ると、『生徒会、頑張ってる？』って言ってきた。
それだけの為に、かけてきたのか。
つい、怒り気味の口調で答えてしまった。
廉は、悲しそうな声のトーンをしていた。
ちょっとこれはないなと思ってると、電話を切られていた。
神「完全に八つ当たりじゃん」
そう言われても仕方ない。
海「一言言うけど、廉は紫耀に嫌われてるって思ってるよ。態度が冷たいから」
紫「そんな事…」
岸「ないんだったら、もうちょっと優しくした方が良いよ。紫耀が好きな人相手に、冷たくなっちゃうのは分かるけどさ。いくら何でも、イライラをぶつけるのは良くない。しかも、高校生の廉に」
玄「廉を悲しませないでよ。廉は充分、頑張ってた。両親が殺されても逃げて、今を楽しんでる。そんな廉が、辛い思いをするのも悲しい思いをするのも傷付くのも、もう充分だよ」
紫「そうだな…」
海「廉を支えるのが紫耀の役目なんだから。廉を安心させられるのは、紫耀しか居ない。紫耀自身が、廉を突っぱねたら駄目じゃん」
神「俺達は、廉の笑顔が見たいんだ。紫耀もそうでしょ？」
紫「あぁ…」
神「だから、謝ってきな。ちゃんと優しい口調でね」
紫「分かった」
俺は、ソファから立ち上がって廉の部屋に向かう為、階段を上がろうとする。
神「また、廉泣かせたら俺がもらうから」
背後からそんな事を言う神の声が聞こえたが、無視しておいた。
神が人の好きな人を、もらうことなんてしないし、そもそも玄樹が居るからね。
俺は、静かに笑って階段を上がった。
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じくねこ - はい楽しみにしてます (2020年9月13日 11時) (
レス) id: 1083519e52 (このIDを非表示/違反報告)
Nagi(プロフ) - マイ。さん» はい！楽しみにしてます！！ (2020年9月12日 20時) (レス) id: d4032daa04 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - じくねこさん» ありがとうございます！番外編も楽しみに待ってて下さい！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！しょうれんをラブラブにしていきますので、よろしくお願いします！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - Nagiさん» そう言っていただき嬉しいです！番外編も楽しみにしてて下さい！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マイ。
| 作成日時：2020年8月29日 19時
