廉side ページ33
朝、起きた時から頭痛とめまいがした。
多分、脳震盪の後遺症だ。
ベッドから体を起こして、リビングに降りようとしたけど、頭痛とめまいが酷くてまたベッドに逆戻り。
どうしようかと思ってると、コンコンと部屋のドアをノックされた。
紫「廉、起きてる？」
紫耀の声がした。
返答したいけど、頭痛が酷すぎて返答する暇もない。
寝てると思ったのか、紫耀の足音が遠ざかっていく。
何とか力を振り絞ってやっとの思いでドアのところまで行くと、部屋のドアを開けた。
紫「廉、おはよ」
廉「おはよ…」
俺の様子がおかしいと思ったのか、紫耀が心配し始めた。
紫「廉、大丈夫？具合悪い？」
廉「え…大丈夫！」
そう言って、笑ってみせたけど紫耀の顔は、ますます心配な表情になっていく。
紫「廉、大丈夫じゃないでしょ」
廉「大丈夫やって！考えすぎやで！」
元気にそう言うと、それ以上何も聞かれなくなった。
朝ご飯を食べると紫耀は、仕事に行くため部屋を出ていった。
紫耀が居なくなると、脱力するようにソファに倒れ込んだ。
頭痛とめまいのことは、紫耀には言えない。
仕事を休んで、俺の看病をするなんて言うと思うから。
俺のせいで仕事を休むなんて、そんなことして欲しくなかったから。
みんなに…紫耀に、迷惑をかけたくない。
紫耀だけは、離れて欲しくない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 517人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイ。(プロフ) - れーんさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！これからも更新頑張るので、応援よろしくお願いします！ (2020年10月4日 16時) (
レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
れーん - 楽しく読まさせてもらっています(･･;)更新頑張ってください！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: ee09218f36 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - 琴音さん» ありがとうございます！応援嬉しいです！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いしますね！ (2020年9月29日 7時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 更新楽しみにしてます！頑張ってください (2020年9月28日 20時) (レス) id: f045f584b3 (このIDを非表示/違反報告)
李 - マイ。さん» たまっっっっ玉さん？！メンバーかと思ったら玉さんだった？！推し×推しはもはや神、、、((尊 ｱｧ、、、、((ﾄﾞﾃｯ (2020年9月21日 22時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マイ。
| 作成日時：2020年9月19日 12時
