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«紫耀side»
海から約1時間ほどかけて貸し切りのバーベキュー場に到着して、管理人さんが色々と用意してくれたというので車に詰めてあった材料を出す。
「よし！早速、始めましょうか！」
クーラーボックスからお肉を出して、それを金網で焼く。
「海人、廉！野菜もちゃんと焼いてよ！」
「えー…肉だけで良いじゃん！ねー、廉！」
「せやな！肉だけの方がええよな！野菜は、3人で食べてや！」
「何でよ！」
俺と岸くんの傍らでギャーギャーと騒ぐ3人の声を聞きながら、焼けたお肉を廉の皿に盛って。
「栄養バランス考えないと！特に廉は、さっき夏バテになったばかりでしょ！」
「もう大丈夫やもん。ほら、タンパク質も必要やん。野菜は後でええよ」
「本当にわがままばっかり！お兄ちゃんの言うこと聞きなさい！」
「誰が誰のお兄ちゃんや」
「紫耀も紫耀だよな。廉の皿、肉しかないじゃん」
「紫耀は分かってくれてる」
「甘やかしすぎだよ」
「良いじゃん。本人が野菜いらないって言ってるんだから」
そう言うと神は呆れたようにため息をついて、それ以降何も言わなくなってしまった。
「んー！美味い！」
「美味しいねー！」
「ねー！」
廉が美味しそうに食べてるのを見ながら、お肉や野菜を焼いていく。
「紫耀、食べてる？」
「食べてるよ。廉が美味しそうに食べてるの見ながら焼いてると、こっちまで食べてる気分なれる」
「あまり食べてへんやろ？あーん、してやろうか？」
「ぜひ」
「即答ウケる」
「はい、紫耀。あーん」
海人がスマホを構えていたがそんなのお構いなく、俺の目の前に差し出されたお肉に齧り付く。
「美味いじゃん！」
「せやろ！？」
「廉が焼いたんじゃないからね。得意げにしてるけど」
「しょうれんの方が美味しいかも」
ワイワイと騒ぎながらバーベキューを楽しんで、辺りが暗くなってきた頃、帰ることになった。
俺が運転する中、後部座席に乗る海人、神、岸くんの3人は爆睡だった。
「楽しかったね、今日」
「うん。次は、紫耀と2人で来てみたい」
「もちろん」
「楽しみやなぁ」
赤信号で車が止まり、そのタイミングで廉が後ろを振り向いて3人の寝顔を写真に撮る。
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ゆう(プロフ) - お返事ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます！ (2022年12月9日 3時) (
レス) id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - ゆうさん» 楽しく読んでくれてありがとうございます！私もそう言っていただけて嬉しいです！ (2022年12月8日 18時) (レス) id: d73d324288 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます！お褒めいただき光栄です！その後のストーリーまで、少々お時間をください！ (2022年12月8日 18時) (レス) id: d73d324288 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。しょうれん恋愛攻防戦続編ずっと楽しみにしていたのでとても嬉しいです。 (2022年12月8日 10時) (レス) @page6 id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しょうれん恋愛攻防戦続編最高でした。結ばれた二人のその後を妄想してニヤニヤがとまらないです。いつかその後のストーリーを書いていただけないでしょうか? (2022年12月8日 8時) (レス) @page6 id: 951e96d6ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マイ。
| 作成日時：2022年12月8日 7時
