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«紫耀side»
「ペアリング、一緒に見に行こっか」
「うん。ほんまは、サプライズが良かったんやけど…」
「うっ…ごめんね」
申し訳なさそうにそう言えば、廉はケラケラと笑って「ええよええよ！」と返す。
「今日は？この後、空いてる？」
「空いてる」
「じゃあ、今日行こうね」
「うん。行く」
「はぁ…可愛い」
廉の骨が折れてしまうんじゃないかってぐらい強く抱き締めると、廉に何度も背中を叩かれて廉から離れる。
「お前、加減考えろや！」
「ごめんごめん。可愛くて、つい」
「こんなん何回もやられたら、死んでまうわ」
俺から離れようとした廉の左腕を掴み、そのまま手の甲にキスをする。
「しょ…痛い痛い！は！？」
廉の左手の薬指をガリッと噛むと、薬指に赤く歯型が付いて驚いている廉を見上げる。
「結婚指輪の代わり。ここに、誰の指輪も嵌めさせないからね」
「ロマンチックやなぁ、紫耀は」
「ロマンチックなの、嫌い？」
「紫耀なら何でも好きやで」
俺の額にキスをした廉は、段々と恥ずかしくなったのか顔がみるみると赤く染まっていく。
「れぇーん！」
「だから、加減！」
廉に抱き着くと背中をペチペチと叩かれるが、もうそれすらも愛おしい。
「うっ…うぅ…よがっだよぉ〜！」
そのタイミングで海人が泣きながら楽屋に入ってきて、後から苦笑いの神と岸くんも入ってきた。
「もしかして、ずっと聞いてた？」
「普通に気になったから聞いてた」
「昨日、廉が男の人と歩いてた時、本当にどうしようかと思ったんだよ！」
「勘違いさせて、ごめんなぁ」
「結局、海人の時と変わんないじゃん」
「互いに互いを勘違いさせてんの、さすがしょうれんって感じだよなー！」
心配をかけたことを3人に謝り、海人と神には一緒に尾行してくれたことに関してのお礼を伝えた。
いつか廉の左手の薬指に光り輝く指輪を嵌めさせて、これから先も廉だけを想って、廉だけに愛を囁いて。
廉に告白し続けていた時の俺には想像もつかないぐらい、俺は今まで以上に廉を愛していこう。
本当に。
奇跡は起きるんだって、神様は居るんだって信じて良かったと思った。
〜END〜
なんか思ってたのと違いました。
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ゆう(プロフ) - お返事ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます！ (2022年12月9日 3時) (
レス) id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - ゆうさん» 楽しく読んでくれてありがとうございます！私もそう言っていただけて嬉しいです！ (2022年12月8日 18時) (レス) id: d73d324288 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます！お褒めいただき光栄です！その後のストーリーまで、少々お時間をください！ (2022年12月8日 18時) (レス) id: d73d324288 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。しょうれん恋愛攻防戦続編ずっと楽しみにしていたのでとても嬉しいです。 (2022年12月8日 10時) (レス) @page6 id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しょうれん恋愛攻防戦続編最高でした。結ばれた二人のその後を妄想してニヤニヤがとまらないです。いつかその後のストーリーを書いていただけないでしょうか? (2022年12月8日 8時) (レス) @page6 id: 951e96d6ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マイ。
| 作成日時：2022年12月8日 7時
