しょうれん恋愛攻防戦!〜閉幕のその後〜 ページ35
『しょうれん恋愛攻防戦2』の続きです!
«紫耀side»
奇跡は起きるんだって、神様は居るんだって信じて良かったと思った。
性懲りもなく廉に告白し続けて、やっと…やっとの思いで廉からOKを貰った。
その瞬間は嬉しいどころの話ではなくて、俺の心の中で何かが弾け飛んだ。
これからこの子をより一層大事にしなきゃ、守らなきゃという責任感と廉に対する愛しさが心の中の全てを埋めつくして。
俺は世界一の幸せ者だななんて、呑気に思っていた俺が馬鹿だった。
「やばい…完全に、廉不足」
ありがたいことにドラマや雑誌撮影などで忙しくなり、廉と会える機会が目に見えて減った。
廉も廉でドラマや雑誌撮影の他にラジオなど忙しそうにしており、互いのオフが被るなんて付き合ってからまだ1度もない。
そろそろ廉不足で、俺の水分全部どっかに飛んでいきそう。
もちろん電話やメールなどでのやり取りも毎日欠かさずしているけど、やっぱり本人を目の前にして話がしたい。
他にも廉のことが好きな人が居るかもしれない、廉を狙っているのかもしれないと思うとソワソワして寝れやしないし。
もはや廉の仕事場に着いて行って、こいつ俺のもんなんでって伝えて堂々と牽制したいレベル。
「れん〜!俺の可愛い、愛しの廉ちゃーん!」
「おい、廉ちゃんって何やねん」
そう言いながら入ってきたのは、まさに今、俺が会いたがっていた人物で。
「廊下まで聞こえとったよ。普通に恥ずいから」
「廉!」
呆れたような表情をした廉に思い切り抱き着くと、廉はよろめきながらもしっかりと抱き締めてくれた。
「寂しかったんか」
「当たり前じゃん!廉もでしょ!」
「いや、俺は全然」
廉はスマホを取り出して、ソファに座る。
「電話してたやん」
「それじゃあ、寂しさは埋まらないでしょ!」
「お前は埋まらなくても、俺は埋まる」
「最低ね!私、あなたをそんな子に育てた覚えはないわ!」
「誰やねん、お前」
ウンザリとしながらも笑って突っ込んでくれる廉。
そんな廉に海人が「素直になりなよー」なんて、野次を飛ばしている。
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ゆう(プロフ) - お返事ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます! (2022年12月9日 3時) (レス) id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - ゆうさん» 楽しく読んでくれてありがとうございます!私もそう言っていただけて嬉しいです! (2022年12月8日 18時) (レス) id: d73d324288 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - ありすさん» ありがとうございます!お褒めいただき光栄です!その後のストーリーまで、少々お時間をください! (2022年12月8日 18時) (レス) id: d73d324288 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。しょうれん恋愛攻防戦続編ずっと楽しみにしていたのでとても嬉しいです。 (2022年12月8日 10時) (レス) @page6 id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しょうれん恋愛攻防戦続編最高でした。結ばれた二人のその後を妄想してニヤニヤがとまらないです。いつかその後のストーリーを書いていただけないでしょうか? (2022年12月8日 8時) (レス) @page6 id: 951e96d6ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マイ。 | 作成日時:2022年12月8日 7時