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«岸side»
撮影が始まって、それぞれ写真を撮る。
「王子様って、どんなこと言うの？」
「迎えに来ましたよ、お姫様…的な？」
「神宮寺なら得意でしょ」
「いや…うん。頑張るわ…」
「分かるよ。直視出来ないんだろ？俺も出来ないから」
今は紫耀と廉がお城の階段を登って、見晴らしの良さそうな高い場所で撮影している。
「やっぱ、絵になるねぇ…」
「本物の王子様とお姫様って感じ」
「何だろうなぁ。あの甘い雰囲気」
「俺達じゃ出せない雰囲気だよね」
「それな」
恋人だからかな？
それぞれの撮影が終わり、今は休憩。
「れーん。落ちるなよー」
「うん！」
廉は階段を降りずにさっきまで撮影してたところの柵に寄りかかって、下を見下ろしている。
「危なっかしいなぁ…」
「そうだね…」
まぁ、セットだから頑丈に出来てるんだと思うんだけどね。
「永瀬さーん！衣装チェンジでーす！」
「はーい！」
廉はおぼつかない足取りで、少しずつ階段を降りる。
「見てらんねぇわ…」
「俺も！」
「絶対落ちる」
俺達は階段を駆け上がり、廉の元まで行く。
「みんなして、どうしたん？」
「ほら」
紫耀が廉に手を差し出すけど、廉は分かっておらず首を傾げる。
「危ないから」
「ふふっ、ありがとう」
差し出された手を取って、廉は恥ずかしそうに笑う。
紫耀と神宮寺で廉の手を取って、俺と海人はドレスのスカートの部分を持って、転ばないようにする。
「マジでお姫様じゃん」
「それな。でも、廉は女の子だからお姫様じゃん？」
「元は男だけどな」
「そうだけど！俺は、女の子として廉を扱うからね！」
「いや、俺もだわ。てか、みんなそうじゃね？」
「だよねー。岸くんは、廉に筋トレ誘わないでね！」
「誘わないって！…多分」
「多分かーい！」
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マイ。(プロフ) - あさ、さん» ありがとうございます！更新頑張るので、続き楽しみに待ってて下さい！ (2020年12月10日 22時) (
レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
あさ、(プロフ) - めっちゃ面白くてハマってます♪続きが楽しみです！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: 3e936cdf51 (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - kan69kanさん» 本当にすみません！続き、楽しみに待ってて下さい！ (2020年12月10日 18時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
kan69kan(プロフ) - 分かりました！これからも続きを楽しみにしてます♪ (2020年12月10日 18時) (レス) id: f605d2fd9d (このIDを非表示/違反報告)
マイ。(プロフ) - kan69kanさん» 裏が見たいと言っていただけて嬉しいんですが、私、裏は専門外？でして…。全く書けないんです…。すみません、見たいと言ってくださったのに… (2020年12月8日 23時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マイ。
| 作成日時：2020年12月6日 0時
