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«紫耀side»
焼肉を食べ終わって、岸くんが置いていったお金でお会計をした。
ちょうどピッタリだったから、岸くん珍しく奢ってくれたのかなって思った。
そういうとこ、岸くんの性格の良さだよね。
廉「そういえばさ、今年の花火大会、一緒に行こうや」
紫「2人で?」
廉「もちろん」
紫「うん。行こう」
花火大会までに自分の気持ちとも向き合って、決めないとだな…。
今回も廉と途中で別れて、俺は自分の家に足を進めた。
翌日。
楽屋に行くと、岸くんが居た。
気まずいなぁ…。
岸くんから離れた椅子に座って、スマホを弄ってると目の前が暗くなる感じ。
顔を上げると、気まずそうな顔をした岸くんが。
紫「え…と、どうしたの…?」
岸「あのさ…この前は、ごめん…」
紫「え…?」
岸「強く言いすぎた…」
紫「い、いや…そんなこと…」
岸くんが謝ることじゃないのに…。
紫「岸くんは正論言っただけじゃん。何も悪くないよ」
岸「でも、あんなに言うことなかった。ごめん」
紫「俺も…ごめん」
岸「紫耀が謝ることないだろ」
紫「でも、俺が悪くないってことはないから…」
2人で「ごめんごめん」と謝り続けてたら、キリがないので、どちらにも非があるってことで落ち着いた。
紫「俺、ちゃんと廉とも自分の気持ちとも向き合うから」
岸「うん。それでこそ、俺が認めた男だ!」
誰目線だよって思ったけど、突っ込むのもめんどくさいので、心の中で突っ込んでおいた。
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マイ。(プロフ) - あさ、さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!新作、楽しみに待ってて下さい! (2020年12月5日 18時) (レス) id: de53883f34 (このIDを非表示/違反報告)
あさ、(プロフ) - お疲れ様でした!この小説ができてから更新がずっと嬉しくて、私の楽しみになってました!新作楽しみにしています! (2020年12月5日 16時) (レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マイ。 | 作成日時:2020年11月28日 0時