また、笑い合って3 (ページ2)

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廉side ページ2

誰かに頭を撫でられてる感覚と手を握り締められている感覚がして、目が覚めた。

玄「廉が…！紫耀、ナースコール！」

紫「う、うん！」

すぐ近くでは、紫耀と玄樹の慌てた声がする。

紫耀がナースコールを押してしばらくした後、先生が入ってきた。

先生「廉くん、久し振りだね」

廉「お久し振りです…」

先生「じゃあ、異常がないか診るからね」

先生は俺の診断を終わらせると、病室から出て行った。

入れ替わりのように、メンバーが入ってくる。

紫「廉、良かった…」

廉「しょお…ごめん。俺…」

紫「謝らないで。俺がちゃんと支えてあげなかったから…」

廉「ううん。紫耀は、1ミリも悪くないで」

紫「廉…」

紫耀は泣き始め、ベッドの脇にある椅子にぺたりと座った。

その後ろで、気まずそうに俺を見てる3人と、その3人に目線を送っている玄樹。

玄「廉、この3人が謝りたいんだって」

痺れを切らした玄樹が、椅子に座りながら言った。

海「あ、あの…」

岸「廉、今まで本当にごめん」

神「俺達、馬鹿だった。メンバーを信じないで、あんな奴を信じちゃって…」

廉「あんな奴って、山田さんのこと…？」

紫「山田さん、解雇になったから。俺達で訴えたの」

廉「そうなんや…」

ちょっと一安心。