幸せを掴むまでの軌跡 (ページ2)

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佐野くんページ2

【あの～。】
【もしもーし】

だめだ、起きない。揺さぶってみる？怒んないかな、

【トントン、佐野くん、起きて。もう学校終わったよ～？】

え、ほんとに起きないよ？
すると伏せていた顔を横に向けた佐野くん

【起き、てないか】

寝返りか、さてどーする。
隣の席に座って考える、にしても綺麗な顔だな～なんて見てると私も眠くなってきた

いや、寝ちゃダメなんだけど、寝ちゃダメなんだけ、Zzz

トントン

ん、誰かが私の事叩いてる。ん、佐野くん？

【え、！佐野くん！？】と飛び起きた

玲於「あ、ごめん。」

【え、いや！え！私、？】と頭を消えてパニックになっていると

玲於「っぷ爆笑爆笑」

突然笑いだした佐野くん

【え、佐野くん？】

玲於「あ、ごめん笑俺の事起こしてくれようとしたんだよね笑」

【、あそう！起こそうと思ったんだけど、、
見てたら眠くなっちゃって、、】

玲於「で、隣で寝てたと笑」

【そういう事かな？笑】

玲於「ごめん起きなくて、ありがと」

そう言ってクシャッと笑う佐野くんに少しドキッとしたのが私の高校生活の始まり

玲於「帰るか、」

【あ、そうだね、帰ろっか】

下駄箱で靴を履き替えて門を出る
後ろから玲於くんが自転車を押して出てくる

玲於「どっち？」

【私あっち】

玲於「あ、俺も」

【じゃあ一緒だ笑】

玲於「だな笑」

私が歩きだから佐野くんは自転車を押して私の歩く速度に合わせてくれてる

こういう時って何話したらいいんだろうなんて考えていると

沈黙を破ったのは佐野くんだった

玲於「あのさ、どっかで会ったことある？」

【え。私？えー、、どうだろう？】

玲於「あ、名前聞いてなかった」

【そうだ！名前言ってなかった笑】

玲於「遅刻してきたからね笑」

そう言って笑う佐野くんの前に立つようにしてとまる

すると佐野くんも自転車と足を止める

【立萌衣Aです！よろしくお願いします！笑】

玲於「さのれおです、よろしくお願いします笑」

【変な感じ笑】

玲於「だな笑」

2人で並んで歩き出すと佐野くんが

玲於「どこ中？」

【桜道中学校って知ってるかな～】

玲於「え、あの桜中？ここから遠い？｣

【そう！遠い！佐野くんは？】

玲於「俺、椿中」

【え！近いじゃん！】

玲於「電車通だった？」

【そう！電車で行ってた！】

玲於「俺も笑」