モード ページ6
〜チャンミンside〜
実家の玄関の前
"いいですか？これから会う人は取引先の人です"
最後の暗示をかけようとしたけど
いま俺の隣にいるAさんはもう"営業部長"の顔をしていた
名刺の力って凄い(笑)
なんて感心していたら開錠音と共に扉が開いた
『いらっしゃい』
『待ってたよ』
両親揃って出迎えてくれた
『ただいま…あの…この人が』
「初めまして。わたくし○○株式会社の営業部長をしておりますAと申します。
本日はお忙しい中、わたくし共にお時間を作っていただき誠に有り難う御座います(^^)」
絶妙なタイミングで早速名刺を差し出したAさん
完璧な営業スマイルで(笑)
いきなり名刺を渡された両親は予想通りポカーンだけど(苦笑)
でもまぁ
うんうん
順調、順調…
『自分たちの為に時間を作ってくれてありがとうございます。って。
それ彼女の名刺。仕事で営業部の部長に就いてるんだ』
余計なとこは省いてAさんの言った事を両親に通訳
『こちらこそ忙しいのにわざわざ韓国まで来てもらってありがとう(^^)』
『部長さんなの？女性で？凄いわね(^^)』
「忙しいのに韓国まで…っえぇ！？」
両親がAさんに向けた言葉
それを教えてあげようとAさんを見て驚いた
今の今まで完全に仕事モードだったAさんが固まってしまってる
「どうしたんですか！？」
「……駄目…やっぱり取引先なんかには見えないわ…しっかりチャンミンのご両親だわ…」
「だ、大丈夫っ！俺がちゃんとすらから！」
『どうしたの？』
『なんでもないっ！(汗)』
『そう？じゃぁ中に入って。ご馳走作ったから食べながらお話しましょう(^^)』
「ご馳走作ったから食べながら話そうって」
「え、えぇ…お、お邪魔します」
あぁ…もう完全に仕事モードじゃなくなってる
一つ一つの動きがまるでロボット
『張り切ったのよ〜(笑)お口に合えば良いけど大丈夫かしら？』
「Aさん、韓国料理は大丈夫ですよね？」
「はい…そ、その件に関しましてはわたくし共も承知しております(^^)」
『………大丈夫だって』
ダメだ
どうにか仕事モードにもっていこうとしてるけど、こりゃ相当パニクってるな…
でも頑張って
俺が全力でフォローするから
せめて今はまだ保てているその営業スマイルを維持してください！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - 涙がとまりませーーん(TT)(TT)ちひろちゃんをどうかどうか幸せにしてあげてください！！で、ユノのことなんかすーーっかり忘れさせてあげてーー泣。 (2019年11月11日 18時) (
レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - momoさん» ユノと瞳子さんは簡単には上手くいかないでしょうね…いつまで続くか高みの見物ですわ(｀∀´) (2019年11月9日 15時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 沙羅さん» ちぃ坊にはこの先、良い事しか待ってない！あの二人は分からんけど…( ￣▽￣) (2019年11月9日 15時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - norikoo0310さん» ユノたちがあっという間に冷めてしまったら"なんだコノヤロー！(怒)"ですよねσ(^_^;)かといって幸せになっても欲しくないしなぁ… (2019年11月9日 14時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 相手の気持ち、本心を目の当たりに聴くのって辛いですね。あれだと楽しかった思い出も否定されたようで辛いです。 (2019年11月5日 11時) (レス) id: 391557b17f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：純蓮
| 作成日時：2019年10月6日 22時
