笑顔 ページ32
「話してくれる？…いつからとか…」
「ん…そうだなぁ…一番最初は…」
力になると決めたからにはちゃんと聞き出さなきゃいけない
Aにも全てを話してもらわなきゃいけない
本当は忘れてしまいたい、無かったことにしたい、思い出すのも口に出すのも辛いはず
だけどAは震えながら、涙を流しながら全てを話してくれた
その話を聞きながら、そんなAの姿を見つめながら俺もまた涙を流した
「あはっ…さっきから泣いてばっかり…チャンミンってそんなに泣く人だったんだ(笑)」
「悔しいんだ…」
「ありがとう」
なんだよ
俺、まだ何もしてないのに何で‘ありがとう’なんて
「チャンミンが韓国に行ってる間、私が電話して仕事中でも後で折り返してくれた事もあったでしょ？あれは凄く嬉しかった(^^)」
「あれは…」
ただキミの声が聞きたかっただけ
「ケンちゃんが私を殴った後出掛けてくれて良かった…なんて思ったりしてね…それに…殴られるだけで助かってたし」
「は？殴られる‘だけ’？バカ言うなよ！」
「だって…もしかしたらこのまま無理矢理…なんて感じになりそうだった時も何度もあったから」
「それって…」
「あの時のケンちゃんには避妊なんて頭になかっただろうし…それで妊娠しても産む自信も育てる自信も持てなかったと思う…から…」
「……………」
それについては何も言えなかった
性的暴行が無かった事は心の底から良かったとは思う
だけど、だからと言って殴られただけで良しとするか…なんて到底思えるはずがない
「…もうこんな時間だ…今日はもう寝よう」
「え？寝ようってチャンミンもここで？」
「だってツインだし、マンションまで帰る時間が勿体ないし」
ウソ
もう自分の家に戻ろうなんて気は無いだろうけど
キミの事が心配でキミの傍から離れられない
「それはさすがに…」
「え？あれ？もしかして俺がAに何かするんじゃないかと思ってる？うわーっ、すげー！そんなに自信があるんだ？」
「ちっ、違うっ！そうじゃなくって！」
「そっかー、俺全然自信ないからきっとガッカリされるなぁ」
「チャンミンっ！(汗)」
「優しくリードしてね？」
「…ぶはっ！なにそれ？気色悪いー！(笑)」
「チャミ子をバカにすると後が怖いわよ？」
「あはははははっ(笑)やめてー(笑)」
良かった
笑ってくれた
俺の面白くもない冗談に笑ってくれた
俺はキミのそういう顔だけを見ていたいんだ
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純蓮(プロフ) - 千衣さん» 息子さんの成人式&ペンミ当選おめでとうございます〜！！ (2019年1月15日 22時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 更新ありがとうございます。ワクワクしてます。ペンミも当選したし、昨日は息子の成人式と良いことづくし♪ (2019年1月14日 22時) (レス) id: 1b97c1b75b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» 千衣さん、こんばんは。長いこと更新せず申し訳ないです。再開したこのお話しにまたお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m (2019年1月14日 22時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 甘ったれチャミを読みたくて読み返しちゃった♪改めて読むと付き合うまでの主人公の心理描写すっごく共感。 (2018年8月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - どんな展開になろうとも楽しみに待ってます！現在の甘ったれチャミにどうなるのか…ワクワク((o(^∇^)o)) (2018年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月30日 23時
