動く心 ページ6
ツアー幕開け２日前
本番のステージを使ったリハーサルの為に会場に入ると大勢の笑い声が聞こえてきた
「お疲れ様でーす」
「あ、お疲れ様でーす(笑)ちょっと見てくださいよ！」
スタッフが指差す方を見るとその笑いの中心には彼女が…
「…ブッ！なにあれ？(笑)」
「でしょ？でしょ？ウケるでしょ？(笑)」
みんなに笑われている理由
それは彼女の髪型
前髪を頭のテッペンで括っていてまるで‘噴水’
「それどうした？(笑)」
「チャンミンも笑うんだ…」
「うん。笑う(笑)」
「前髪が伸びてジャマだから結んだんだけどな…」
頭の噴水を自分でチョンチョンと触ってその具合を確かめてる(笑)
「…ちょっと付いて来て」
「え？どこ行くの？」
俺は彼女を連れてヘアメイクさんのところに連れて行った
「これ見てくださいよ(笑)酷いでしょ？」
「小野さんって何でもソツなくこなすけど、こんな所が不器用だったんだ(笑)」
「そうなんです…(///)」
ヘアメイクさんも噴水をチョンチョンしてる
これはこれである意味可愛いけど
「直してあげてください」
「え？そんなのいいよ！私の前髪ごときをプロの方にやってもらうなんて！」
「すぐ直してあげるからそこに座って？」
「いいえ！私の前髪なんてこれで充分です！」
断固として拒否する彼女
別にそこまで遠慮する事ないのに(呆)
「そのままだと今日はずっとみんなに笑われる」
「もう散々笑われてるし…」
「その噴水が目に入る度に笑っちゃってリハーサルなんて出来ないんだけど」
「・・・分かった。お願いします」
眉間にシワを寄せて納得のいかない顔で彼女はイスに座った
「ちょっと長さが足りないけどポンパドールにしてあげる(^^)」
ポンパ…？
それが何だか分からないけどさすがプロ
あっと言う間に彼女の頭から噴水が消えた
「わぁ…すごーい！本当にすぐ直っちゃった！ありがとうございます(^^)」
綺麗に纏められた前髪に感動してる彼女
色んな角度から鏡を見て喜んでる
「どう？どう？」
ニコニコで自慢気に俺に前髪のコメントを求めてくる
まぁここは素直に…
「可愛い」
「…え？…ヘヘッ(///)」
なんだそれは！
一瞬驚いた顔をした後
照れてはにかむ笑顔が俺に向けられ
それは俺の心を動かすには充分過ぎた
「…よしっ、仕事戻ろう！」
「イテッ！」
その動揺を悟られたくなくて
彼女の全開のオデコをペチッと叩いて誤魔化した
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純蓮(プロフ) - 千衣さん» 息子さんの成人式&ペンミ当選おめでとうございます〜！！ (2019年1月15日 22時) (
レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 更新ありがとうございます。ワクワクしてます。ペンミも当選したし、昨日は息子の成人式と良いことづくし♪ (2019年1月14日 22時) (レス) id: 1b97c1b75b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» 千衣さん、こんばんは。長いこと更新せず申し訳ないです。再開したこのお話しにまたお付き合い頂ければと思いますm(_ _)m (2019年1月14日 22時) (レス) id: b9f58593a7 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 甘ったれチャミを読みたくて読み返しちゃった♪改めて読むと付き合うまでの主人公の心理描写すっごく共感。 (2018年8月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - どんな展開になろうとも楽しみに待ってます！現在の甘ったれチャミにどうなるのか…ワクワク((o(^∇^)o)) (2018年8月7日 18時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月30日 23時
