何かが… ページ32
杉野に指摘されてから私が抱え込んでいた仕事を、徐々に田中くんと金子くんに引き継いでいった
もちろん２人には分からない事だらけだし
私が処理しないといけないものもある
だから以前と同じように残業も持ち帰りの仕事はあるけれど
それでも随分と余裕ができ、他の部下にもちゃんと目がいくようになった
だけど・・・
「あっ、Aさんそこじゃない」
「え？」
「こっち(^^)」
何気なしにリビングの床に座り込めば、ソファに座るチャンミンの隣へと移動させられる
その逆も然り…
「Aさん、お風呂ですよ」
「お先にどうぞ」
「は？一緒に入るんです」
「私はまだ…」
「ホラ、早く早く」
「も〜！」
どうしても一緒にお風呂に入りたがる
「Aさん、俺眠い…」
「先に寝てて良いわよ」
「ベッド行こ？」
「まだ…」
「はーやーくー！」
どうしても同じタイミングでベッドに入りたがる
「Aさん…起きたんなら…俺も起こしてよ」
「どうして？キミは今日ゆっくりでしょ？」
「Aさんが起きたら俺も一緒に起きる」
朝だって私と同じ時間に起きたがる
どうしたのかしら？
私はもうこの間ほど忙しくない
時間にだってそこまで追われてない
ウチに来てくれるチャンミンを放っておくこともそれほど無くなったのに…
なのに最近やたらと‘Aさん、Aさん’って
少しいき過ぎてる感が否めない
「何かあった？」
「？？？何かって？」
まだまだ寝ぼけ眼で朝ご飯を頬張るチャンミンはいつもと変わらない様に見えるけど…
「私…何かしたかしら？」
知らず知らずのうちに私がまた何かやらかした？
「俺に？…特に何も？」
「じゃぁ何か不安な事とか、辛い事とかあるの？」
「全然♪幸せすぎて申し訳ないくらい(^^)」
ニッコニコで答えるチャンミンは本当に幸せそう
「最近…いつも私に…」
「ん？」
「…何でもないわ」
「そう？じゃぁ俺も聞くけど〜…Aさんはいま幸せ？」
幸せ？
忙しいけどやりがいのある仕事が出来てて
そこそこの生活が出来てて
チャンミンがいる
それが‘幸せ’というのであれば…
「そうね」
「やっぱり(^^)」
やっぱり？
人が見て取れるほどの幸せオーラは出してないけど…
そもそも幸せの定義がイマイチ分からないし
「幸せですね(^^)」
「そう…ですね…」
本当にどうしたの？
これもある意味、暴走チャンミンだわ
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とんこ - え〜完結ってなってたからシリーズ最初から読んじゃったけどこれひょっとして区切りも着いてないですよね。折角面白かったのに残念。こんな気持ちになりたくなくて完結作品捜して読んだのに (2019年1月4日 8時) (
レス) id: ea70574319 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - ベルギーを称賛ってさすがだね (2018年7月3日 18時) (レス) id: b2dbe2074b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» ちょっとアホっぽいチャンミンにどんどんにやけちゃってください(笑) (2018年6月30日 9時) (レス) id: a8649ab444 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 純蓮さんの言葉のチョイスが４０代の私にはツボです。『浮かれポンチ』＝この作品のチャミ、当分ツボってにやけるヤバイ人になるな〜 (2018年6月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月16日 22時
