身を預けて ページ15
ワザと仕事のことは伝えなかった
だって伝えてしまったらきっとキミは気を遣って連絡を取り合うのを遠慮してしまう
変に気を遣ったりしない普段通りのキミとの会話を楽しみたかったから
「本当に疲れてるんだ？」
「そんな事ないってば」
「だってこんな事今まで無かったから」
チャンミンが言う‘こんな事’とは今のこの状態
チャンミンが用意してくれたお風呂
バスタブに２人で浸かり身体をチャンミンの胸に預ける
いつもはチャンミンに無理やり引っ張られて仕方なしに密着するのに
今日は自分から寄りかかった
「可愛い(笑)」
「からかわないでよ」
振り返ると間近に私が大好きなチャンミンの笑顔
その笑顔で全てが満たされる
「からかってなんかない。たまにはこうやって甘えられるのも悪くないな(笑)」
「ねぇ」
「ん？」
「そうやっていつも笑っていて」
「ずっとAさんが傍にいてくれるんだったらそんなの簡単なことだよ」
その言葉にはどんな意味があるの？
聞きたいけど聞きたくない
今は何も考えないでただキミに寄りかかっていたい
「そう言えば…前は背中からキミの元気を分けてもらったわね」
「プリン食べながらね(笑)」
「最近あのプリンも食べてないわ」
「また２人で食べよう。なんなら明日買ってこようか？」
「まだ売ってるかしら？もう仕入れてなかったりして」
こうして少し前の事が話題に出来るのは、それだけ私たちにも‘思い出’が出来たから
キミと知り合ってからもうそんなに経つのね…
なんて少しセンチメンタルになるのはやっぱり疲れてるからかしら？
「もう出ようか？で、早く寝よう(^^)明日も仕事なんだから」
「…まだこうしていたいわ」
もっとキミの胸に、キミの腕に抱き締められていたい
今の私は欲張り
「じゃぁベッドに入ってもこうして甘えてくれたら朝までずっと抱き締めててあげます(^^)」
「約束よ？」
「わー、これまた珍しい！Aさんが素直だ！これはAさんの気が変わらないうちに早くベッドに行かなきゃ(笑)」
なんだかバカにされてる気が…
だけど言い返す時間さえ勿体ない
「今日のAさんは人が変わったみたいだ(笑)」
「そうかもしれないわね(苦笑)」
「でもどんなAさんも大好き(^^)」
チュッと軽いキスとまた大好きな笑顔を見せてくれたチャンミン
２人でベッドに入ってからもキミは約束通り私を抱き締めてくれた
チャンミン
ありがとう
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とんこ - え〜完結ってなってたからシリーズ最初から読んじゃったけどこれひょっとして区切りも着いてないですよね。折角面白かったのに残念。こんな気持ちになりたくなくて完結作品捜して読んだのに (2019年1月4日 8時) (
レス) id: ea70574319 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - ベルギーを称賛ってさすがだね (2018年7月3日 18時) (レス) id: b2dbe2074b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» ちょっとアホっぽいチャンミンにどんどんにやけちゃってください(笑) (2018年6月30日 9時) (レス) id: a8649ab444 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 純蓮さんの言葉のチョイスが４０代の私にはツボです。『浮かれポンチ』＝この作品のチャミ、当分ツボってにやけるヤバイ人になるな〜 (2018年6月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月16日 22時
