いつでも ページ9
心は落ち着いたけど、Aさんを独り占めしたい気持ちは未だ燃えたまま
本当はダメな事だとわかっているけど２人で一緒にチェックインし、２人で一緒に部屋に入った
「一緒になんて大丈夫なの？」
「バレる確率はグンと上がります」
「…暴走チャンミン」
これでもかなり抑えた方だ
タクシーの中でAさんがずっと俺の手を握り締めてくれていたから
だからここまで落ち着くことができた
だけどまだ冷静さには欠けてると自覚してる
こうして一緒にチェックインしたり…
「チャンミン？」
「スミマセン…ちょっともう無理…」
「え？は？キャァ！」
まだ部屋に入って間もないのに
Aさんを抱き上げてベッドまで運ぶ
「暴走しないで」
「ダメなんです…止まれない…」
冷静ではないけど
それでも絶対に荒々しくはしないように頑張った
頑張ったって表現はおかしいけど(苦笑)
「ごめんなさい…」
Aさんと繋がってから謝った
このタイミングかよっ！って自分でも思う
「何にごめんなさい？」
俺の下で変な突っ込みも入れず俺を見つめAさん
‘謝るくらいなら最初からこんな事しないでよ！’
いつものAさんならそう怒鳴るんだけどな
「俺…嫉妬しました」
「だろうと思ったわ(苦笑)…そんなに私がドンヘさんと仲良くしてたのが気に入らなかった？」
「そうだけど、それだけじゃなくて…」
「それだけじゃなくて？」
その理由はとてもガキっぽくて口にするのが恥ずかしい
だからその恥ずかしさを誤魔化すように動き始めた
「最初は…嬉しかった…ｯ…ドンヘヒョンと仲良くなってくれて…だけど…ｯ」
「だけ…ど…？」
「俺が…何ヶ月もかけて…ﾝｯ…やっと…見れた…Aさんが照れて真っ赤になった顔…ｯﾝ！
それを…ドンヘ…ヒョンは…ﾊｯ…たった数時間で…ｯ！」
いつもそうだ
数少ないAさんの初めては何故か他の人が俺より先に奪う
俺が苦労して手に入れたAさんの色んな事を何故か他の人は簡単に手に入れる
なんで俺だけ？
俺ってそんなに不器用？
俺ってそんなに要領悪い？
「それで…ｯ…機嫌が悪かったのね…ｱｯ…バカね…こんなに…ﾝｯ…私はキミが…好きなのに…ｱｱｯ」
もっと言って
俺を好きだともっと言って
「好き…私にはチャンミンだけ」
念じたのが通じた？
だけど今だけじゃなくて
俺が機嫌悪い時だけじゃなくて
いつも
いつでも
俺だけだと言って
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とんこ - え〜完結ってなってたからシリーズ最初から読んじゃったけどこれひょっとして区切りも着いてないですよね。折角面白かったのに残念。こんな気持ちになりたくなくて完結作品捜して読んだのに (2019年1月4日 8時) (
レス) id: ea70574319 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - ベルギーを称賛ってさすがだね (2018年7月3日 18時) (レス) id: b2dbe2074b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» ちょっとアホっぽいチャンミンにどんどんにやけちゃってください(笑) (2018年6月30日 9時) (レス) id: a8649ab444 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 純蓮さんの言葉のチョイスが４０代の私にはツボです。『浮かれポンチ』＝この作品のチャミ、当分ツボってにやけるヤバイ人になるな〜 (2018年6月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月16日 22時
