奥さん① ページ32
‘俺がAちゃんを守る’
私は夢を見てたのかな・・・
あのユノからそんな言葉を貰えるなんて・・・
あの日から何度も何度も思い出す
っていうか、常に頭から離れない
もちろん仕事も手に着かない
だから・・・
「お前ダメだ、使いモンにならねぇ！暫く洗車だけしてろっ！」
当然なが整備の仕事は取り上げられ
仕上がった車の洗車をするものの
やっぱり度々手が止まる
はぁぁぁぁぁあ
ユノのせいだし・・・
「お茶にしましょうか(^^)」
「奥さん・・・」
１人工場から離れた場所で洗車している私のところに、社長の奥さんがお茶を持ってきてくれた
「よいしょ…ふぅ…最近やたらと目が疲れるの…細かい字も見えにくいし…老眼かしら？」
「まだそんな歳じゃないのに(笑)」
「あの人も経理くらい雇えば良いのに。いつまで私をこき使うのかしら」
会社の経理は全てこの奥さん任せ
週に何度か事務所に顔を出して事務仕事をしていく
「会社のお金の事だもん。奥さんが一番信用出来るんですよ」
「どうかしら(笑)私を監視したいだけじゃない？」
それちょっと分かるな
厳つい社長に全く似合わない綺麗な奥さんだもん
社長も心配でたまらないんだよ(笑)
そもそも何で奥さんはあの社長と結婚したんだろ？
ユノの事があるからなのか
凄く気になる他人様の恋愛
「…奥さんは何で社長と結婚したの？」
「何よ突然(笑)」
「だって不思議なんだもん。まさに美女と野獣じゃん」
「あははっ、あの人だって若い頃はモテモテだったのよ(笑)」
ウソだ
もしそれが本当なら昔の人の格好良いの基準がおかしいんだ
「いつ知り合ったんですか？」
「高校生の時(^^)」
「そんな昔！？」
「そう。そんな昔(笑)」
へぇ
同じ学校だったのかな？
どっちから好きになったんだろう？・・・あ、そりゃ社長か
奥さんからってのは有り得ないもんな
「もっと詳しく聞きたい？」
「はい(笑)」
「ちょっと待ってて・・・しゃちょー！これからAとお茶してくるから後はよろしくー！」
工場の入り口で作業をしてる社長に向かって大声で叫ぶ奥さん
「仕事中だろーが！！」
「洗車しかさせてないのに何が仕事よ！洗車ならアンタがしなさーい！」
その後も社長は何だかんだ叫んでたけど
奥さんは私を自宅に連れて行った
マジで仕事中だったんだけど・・・
さすが奥さん(笑)
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アスカ(プロフ) - まさかのチャミをオッサン扱い〜。最高（d(-_^)good!!）です。 (2018年5月6日 23時) (
レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まゆまゆさん、おはようございます。いつも楽しく読ませていただいてます。ユノペンの私とすれば、ユノがお父さんなら眼が肥えるというヒロインの気持ち、物凄くよくわかります。自分の気持ちにも鈍感なユノが、愛しい！ (2018年4月22日 5時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、こんばんは！コメントありがとうございます♪ちょっと無神経発言のユノユノです(;^_^A (2018年4月17日 22時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あちゃー(笑)ユノくん、何てこと言うの！ヒロインちゃんが切なすぎる… (2018年4月17日 2時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年4月12日 22時
