チャンス ページ11
「Aー！納車行ってこーい！」
「また！？何でいつも私なんですかー！」
ドーム公演に参戦してから数日
まだユノからのlineは届かない
「そりゃお前、むさ苦しいジジィより若い子が届けてくれた方がお客さんも喜ぶだろ」
「セクハラ！パワハラ！」
「何でも良いから行ってこい」
普通に仕事するけど、頭の中はあの事ばっかり
いっそ自分からlineしてしまおうかと思うけど
どう切り出して良いか分からない
「ありがとうございましたー」
納車も無事済みお昼を買いに近くのコンビニへ
ふと目についた東方神起が表紙雑誌
そうだ、そうだ
これ買っとかなきゃ
「Aちゃん？」
「？・・・！！」
突然名前を呼ばれ振り向くとそこにはユノ！！
雑誌に伸ばしかけてた手を慌てて引っ込めた
「こんなとこで会うなんてね(^^)仕事？俺はねー、すぐそこのスタジオで撮影中なんだ」
「そ、それはお疲れ様…です」
今だ！今がチャンス！言ってしまえ！！
「あのっ…」
「今休憩なんだけど何か外に出たくなってさ」
「そうなんだ…わ、私ね」
「もしかしてお昼ご飯買うの？」
「う、うん…で、あの」
「コンビニ弁当って美味いよね(笑)」
どうしよう
私に喋る隙をくれない…
「すっごい美味い弁当あるんだよ(^^)こっちこっち」
「あ、はい…」
自分の話をどんどん進めるユノに連れて、肝心な事を伝えられないまま
「これで良い？飲み物は？」
「車の中にお茶が…」
「オッケー♪」
「え？」
私が買う予定のお弁当をレジに持って行き会計をするユノ
そのままコンビニを出るもんだから慌てて追い掛ける
「はい、いっぱいお食べ(^^)」
コンビニを出るとお弁当の入った袋を差し出された
これって買ってくれたんだよね？
「何で！？」
「あ、温めてもらうの忘れた(笑)」
「お金、返す！」
「良いの良いの(^^)」
「良くないし！」
「お兄さんからの‘プレゼント’(笑)あ、そうだ」
ユノ…お願いだから私の話も聞いてくれ
さっきから自分の話ばっかり…(困)
「地方とか大丈夫？」
「地方…？」
「もうさー地方公演しか残ってないんだよ、ツアー」
キタ！
今だ！
「仕事休めるならチケッ」
「ユノ！ごめんなさい！！」
ユノが話しているのを遮って思いっきり頭を下げた
「ど、ど、どうしたの！？」
「私…私ね…ドーム…行った」
「ドーム？」
ユノがどんな顔するのか…してるのか
怖くて頭を下げたまま打ち明けた
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アスカ(プロフ) - まさかのチャミをオッサン扱い〜。最高（d(-_^)good!!）です。 (2018年5月6日 23時) (
レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まゆまゆさん、おはようございます。いつも楽しく読ませていただいてます。ユノペンの私とすれば、ユノがお父さんなら眼が肥えるというヒロインの気持ち、物凄くよくわかります。自分の気持ちにも鈍感なユノが、愛しい！ (2018年4月22日 5時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、こんばんは！コメントありがとうございます♪ちょっと無神経発言のユノユノです(;^_^A (2018年4月17日 22時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あちゃー(笑)ユノくん、何てこと言うの！ヒロインちゃんが切なすぎる… (2018年4月17日 2時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年4月12日 22時
