おかしい彼女 ページ38
警察に行くにしても、病院に行くにしても
ここからまだAちゃんを歩かせるわけにはいかない
だから車を取りに一度マンションに戻った
「辛いだろうけど全部ちゃんと話すんだよ？」
「え？」
一旦、Aちゃんをリビングに通し俺は警察と病院に行く準備をした
「ごめんね…俺がAちゃんを守るって言ったのにこんな…本当にごめん…」
謝ってどうにかなるもんじゃない
でも守れなかった俺が悪い
「警察でも病院でも同じ事を聞かれると思う…何度も話さなきゃならないのは辛いけど、俺が付いてるから」
「警察？病院？何しに行くの？」
「何しにって、行かなきゃダメだよ。犯人が捕まるかどうかは分からないけど、被害届は出さなきゃ…それに病院だって…」
「待って！もしかして私が襲われたとか思ってる？違うからね！本当だよ！」
え？違うの？
だってほら凄く辛そうな顔してたり、時間も時間だし、イロイロ一致しちゃうじゃん！
でも違うんだ…何もなかったんだ…
「・・・良かったー！もうどうしようかと思ってたー！」
「ごめん…なさい」
「今日のAちゃん、いつもと違うから絶対何かあったんだって！心臓バクバクだったんだから〜！」
「ちゃんと説明すれば良かったんだけど…」
何事もなくて安心はしたけど
やっぱりいつもと違うAちゃん
俺が勘違いしていた様な事じゃないにしろ、他に何かあったのは一目瞭然
それを聞いて欲しくて俺に会いたいって言ったのかな…
「・・・いつからあの公園にいたの？」
「ユノに電話する少し前…ずっと歩いてて…」
「歩いてた！？どのくらい歩いたの！？」
「分かんないけど…多分4時間くらい？」
「はあ！？何で！？」
「・・・ユノに会いたかったから」
それはそれで嬉しいけど何も歩いてくる事はないだろ
ホントに何が起こってもおかしくない状況を自ら作ってんじゃん
前もって連絡くれれば良かったし、車で来ることだって出来たのに
危機感とか無さすぎだろ
「ごめんなさい…」
すっかりしょぼくれてるAちゃん
叱ってやろうかと思ったけど、叱るより先に話を聞いてあげなきゃかな…
「疲れたでしょ？お腹空いてない？」
「大丈夫…」
「じゃぁジュースでも飲む？」
あ…やば…
ジュースなんてまた子供扱いしちゃった
ビールって言えば良かったかな
でもAちゃんは怒るどころが黙って頷いた
本当に今日の彼女はおかしい
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アスカ(プロフ) - まさかのチャミをオッサン扱い〜。最高（d(-_^)good!!）です。 (2018年5月6日 23時) (
レス) id: b6b3a6f85e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まゆまゆさん、おはようございます。いつも楽しく読ませていただいてます。ユノペンの私とすれば、ユノがお父さんなら眼が肥えるというヒロインの気持ち、物凄くよくわかります。自分の気持ちにも鈍感なユノが、愛しい！ (2018年4月22日 5時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、こんばんは！コメントありがとうございます♪ちょっと無神経発言のユノユノです(;^_^A (2018年4月17日 22時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あちゃー(笑)ユノくん、何てこと言うの！ヒロインちゃんが切なすぎる… (2018年4月17日 2時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年4月12日 22時
