強制連行 ページ10
「で？」
「‘で？’」
「まだ仕事しますか？」
「そうね・・・」
チャンミンのお陰でイライラも解消されたし
今なら集中して出来そうだけど
「今日はもうやめとくわ」
すっきりしたけど仕事をする気分じゃない
こんな風に思ったのは初めて
今までは嫌でも面倒くさくても、持ち帰った仕事は終わらせなきゃと思っていたのに
‘まぁいっか’って投げ出せる自分もいたのね
「じゃぁ一緒にお風呂入りませんか？」
「入りません」
何を言ってるの？
一緒にお風呂？
バカバカしい
「良いじゃないですかー。２人でゆっくりしましょうよ」
「別にお風呂じゃなくてもゆっくり出来るじゃない」
「じゃぁお風呂で‘する’ってのはどうですか？」
呆れた・・・
本音はそっちでしょう？
「そういうのは随分昔に卒業したから遠慮するわ」
「へー、ふーん、そーですかー」
なにそれ
感じ悪いわね
「他の男とはお風呂でしたくせに、俺とは出来ない・・・そういう事ですか」
出た出た
面倒くさいチャンミン
相手にしてられないわ
「もうそういう事で良いわよ。キミとはお風呂でしません」
「何ですか、その態度！ムカつきました！さっきあんなに優しくしてあげたのに！」
「だから何よ」
そりゃあね
さっきのキミは見直したわよ
だけどお風呂の話は別問題よ
「・・・Aさんって一見聞き訳が良さそうに見えて実は我が儘」
「何ですって？」
「言いなりになるのは悔しいので俺も我が儘にいきます」
「は？…きゃあ！」
チャンミンはいきなり私を担ぎ上げお風呂の方へ歩き出した
「ちょっと！降ろしなさい！」
「はーい、暴れないでくださーい」
「こら！チャンミン！」
リビングからお風呂なんて大した距離じゃない
ましてやチャンミンのその長い脚だもの
あっという間に脱衣所
「はい、脱いで脱いで」
担いでいた私を降ろすと、間髪入れず洋服を次々脱がしていく
「やめて！」
「やめませんよ。以前、我慢出来ない時もあるって言いましたよね？」
・・・言った
けど
何でそんなに突然なのよ
「今日は構ってもらえなかった上、いつも以上に素っ気なくされて…いや、アレは冷たくされたと言った方が正しいのかな？なので今は俺の我が儘通します」
そうか・・・
そうだね・・・
「寂しかったんだ？」
そう聞くと強気だった表情が途端にしょんぼり
仕方ないなぁ
今はキミの我が儘に付き合ってあげるか(苦笑)
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
