八つ当たり ページ9
「集中力が足りない？
それはキミが居るからよ！
私言ったわよね？今日は相手出来ないって！
それなのに構って欲しそうにジッと見て！
私だってこんな仕事持ち帰ってまでやりたくないわよ！
上司も部下もみんな私に押し付けて！
こんなの私しか出来ない仕事じゃないのに！
私だけの仕事じゃないのに！」
チャンミンは黙って聞いてる
私はもう止まらなかったし、止めようという気すらなかった
「・・・言いたい事はそれだけですか？」
そう言ってチャンミンは私を仕事スペースからソファに座らせた
私も大きな声を出したせいか、さっきまでのイライラが少し軽くなった
「落ち着きましたか？」
私の目の前にしゃがんで目線を合わせるチャンミン
その表情が余りにも素だから、血が上っていた私の頭が正気を取り戻した
「・・・ごめん」
あんな事言っちゃうなんて…
八つ当たりもいいとこ
「今日は最初からAさんの様子がおかしいなと思ってたんです」
「うん…ずっとイライラしてた」
「ですよね？いつも以上に俺に素っ気なかったです(^^)」
やっぱり気付いてたのね
「何があったのか話してくれそうな雰囲気でも無かったので、俺なりに考えてたんです」
うん
イライラの原因が仕事なんて言いたくなかった
「Aさんってプライベートは自分の思うままに生きてるじゃないですか」
「好き勝手してるってこと？」
「悪く言えば…(苦笑)だけど会社では演じてるって言ってたから、おかしい原因は会社で何かあったんだなって」
そんなこと考えてたのね
「でもAさんはそういうのは全部ため込んじゃうんだろうから爆発させてみようって」
「だからずっと見てたの？」
「はい(^^)俺がずっと見てれば、その視線すら邪魔だと感じると思ったんで」
思うつぼだったんだ・・・
「見てるこっちが気持ち良いくらい爆発してくれましたね(笑)」
「でもあんなのただの八つ当たり…聞いてる方はたまったもんじゃないわね」
「Aさんがスッキリするなら良いんじゃないですか？」
「え？」
「嫌なことがあったら俺にぶつけてくれて良いですから」
そんなの・・・
「そういう意味でも俺を必要としてください(^^)大丈夫。どんなAさんも受け止めますよ」
「何でそんな事・・・」
「だってAさんは俺がどうしても欲しかった人ですから(^^)」
キミって・・・私が思っていたよりずっと大人なのかもしれないわね
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
