行けないのなら ページ26
「そんなに強がらなくて良いと思いますけど・・・」
チャンミンの表情には呆れと寂しさが混じってる
仕方ないじゃない
寂しいから
離れたくないから
好きだから
それを優先出来ないんだもの
「俺がいないと寂しいくせに」
キミが日本で仕事をしているときは
会えない日が続いても
私の部屋のずっと上
最上階から仕事に行き、最上階に帰ってくる
それが分かっているから寂しくなかった
だけど韓国で仕事をしてるときは
このマンションにキミはいない
どんなにミラクルを期待しても、偶然ばったり会えちゃった…なんて事は絶対に起きない
その違いが寂しさを膨張させ、より会いたさを募らせる
「分身なんかじゃ寂しさは埋まらないですよ？」
「知ってる(苦笑)」
「俺の傍にいるのが一番だと思いますけど？」
「んー…今はそれが一番じゃないと思う」
大事なところで意見が合わない私達
だけど、こういう時
きっとチャンミンは自分の意見を押し通さない
「あーあ・・・せっかくもっと一緒にいられるチャンスだったのに」
「また今度ね」
キミが日本に戻ってきたら、暫くは仕事を持ち帰らないようにしよう
これからもこういう事は何度もやってくるはず
チャンミンと２人でいれる時間を大切にしよう
「Aさんにお願いがあります」
「なに？」
「俺が出るまでの数時間だけは素直なAさんでいてください」
「え？」
「強がったり我慢したり溜め込んだりしないで、思ったまま俺に接してください」
それは・・・大丈夫なの？
私がキミの言うとおりにしたら・・・
「大丈夫。ちゃんと、１人で、韓国に戻りますから」
‘１人で’ってところをワザと強調したわね
憎たらしい(笑)
「本当に大丈夫？」
「はい(^^)一緒に行ってくれないんですから、このくらいのお願いは聞いてください」
そんな事をしたら私だって、‘やっぱり一緒に行く’と言ってしまうかもしれない
私にとってそれは苦しいお願いだけど
「じゃぁこれから見せるAさんは誰にも内緒にするのよ？約束できる？」
「約束します(^^)」
「こっちにいらっしゃい」
ダイニングからリビングに移動しチャンミンをソファに座らせ、私はその膝の上に跨がり抱きつく
「・・・時間が許すかぎり、くっついていたい」
「それは同感です(^^)」
チャンミンも私の背中に腕を回し
息が詰まるくらいきつく抱き締め返してくれた
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
