天敵たちの思い ページ20
玄関で寝てしまったAさんを俺が寝室まで運び
タナカ＆カネコにはその辺に転がったAさんのバッグやコートをリビングまで持ってこさせた
「・・・ご迷惑をお掛けしてすみませんでした」
いくら天敵とはいえ、礼儀を欠くわけにもいかず形だけでも頭を下げた
「い、いえっ！俺らこそすいませんっした！」
その喋り方・・・(怒)
「・・・課長、俺らと飲んだの初めてっすからね」
カネコ？
「俺ら、いっつも課長に迷惑掛けてるんすよ…
で、課長は最近ずっと凹んでて…
それって俺らが使えねぇヤツだからだと思ったんすよ」
「課長は俺らにすっげえ優しいんすよ！
仕事だってバババッってやって、サササッってやって格好良いんすよ！」
タナカの語彙力・・・バババッとかサササッって・・・(呆)
俺でももっとちゃんとした日本語使えるのに
「だからそんな課長に恩返ししようと思って、会社入って初めて真面目に仕事したんっす」
「一発、デカい契約とってくれば課長も喜んでくれて元気になるかなって」
「自分でビックリするくらい頑張ったらとれたんすよ…デカい契約」
「で、今日はそのお祝いを課長がしてくれたんっす」
「飲み代は課長持ち！男前っすよね！」
そうだったのか・・・
だからあんなに酔っ払って、感謝の気持ちとか言ってハグしたんだ・・・
「課長が凹んでたのは彼氏さんとの事だったなんて知らなくて…会社じゃ大声出したり、怒鳴ったりしない課長なのに…あんな課長初めて見ました」
「彼氏さん、課長に寂しい思いをさせないでくださいよ？
課長が凹む度に俺らデカい契約とらなきゃいけなくなるじゃないっすか(笑)」
お前らに言われるまでもない
Aさんの事は俺に任せて、お前らは真面目に仕事をしなさい(笑)
「月曜日にはいつもの課長に戻ってるって信じてるっすよ！」
「よろしくっす！」
「分かりました(笑)」
ちょっと見直した天敵タナカ＆カネコを玄関まで見送りに行く
「・・・最後にイッコだけ」
「？？」
靴履いたカネコが振り返った
「彼氏さん・・・東方神起っすよね？」
バレてた
けど、コイツらなら大丈夫な気がする
「分かってると思いますけど他言無用で(^^)」
「忙しいだろうけど、マジで俺らの課長の事頼みますよ」
Aさん
あなたの部下は恐ろしい程に上司思いですね
「あ、あとユナのサイン頼んます」
「は？」
「俺、ユナペンなんっすよ(^^)」
やっすい口止め料(笑)
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
