ヒヨコの成長 ページ16
チャンミンが韓国に戻って一週間で分身の元気は使い切った
そう
チャンミンが行ってしまった初日から寂しくて会いたくて仕方がない
毎日きちんと届く何通ものメッセージが余計にそう思わせる
仕事だって全く身が入らない
「どしたんすか？」
「課長がそんな凹んでんのって超珍しいっすね」
「・・・何でもないわよ(^^)」
田中・金子の二年生コンビにまで心配される始末
このコンビを見て更にチャンミンが恋しくなる
ハアァァァァァァァ・・・
ダメだな
あの４ヶ月が嘘みたい
１ヶ月ってこんなに長かったのね
そんな中
なかなか割り切れない私を少しだけ元気にしてくれたのは
あの田中くんと金子くんだった
私を心配してくれたあの日から２人の仕事への取り組み方が変わった
サボろうなんて雰囲気は一切なく、毎日毎日外回りに精を出し
その結果、近年稀にみる大きな契約を獲得した
部下の成功は何においても嬉しい限り
しかも我が班の問題児２人がやってくれたもんだからその嬉しさは一入
「その内ね、ちゃんと部内でお祝いするけど、今日は前祝い(^^)」
「マジで良いんすか？」
「俺ら遠慮とかしないっすよ？」
「大丈夫(^^)」
２人の労を労って今夜は課長の私が全額負担で３人だけの飲み会
だってチャンミンがいなくなってから、こんなに心が躍る事は無かったから
「でも、突然よね？真面目に外回りしだしたの」
「まぁ突然っつーか…」
「最近の課長、変だったじゃないっすか」
「この声掛けた時なんて売上表眺めながらでっけー溜め息ついて」
あの時、手元にあったのは売上表だったのね
全く目に入ってなかったわ
「そんで、俺らもしかして課長にすんげぇ迷惑掛けてんのかなって」
「ここは一発、俺らも出来るってとこ見せとかないと！って思ったんすよ」
「迷惑なんて掛けられてないわよ」
キミらくらいのヒヨコちゃんは先輩や上司に迷惑掛けてなんぼ
私たち上司はそれを迷惑だなんて思っちゃいけないの
「課長は絶対に俺らを見放さないじゃないっすか」
「俺らが毎月目標達成出来てるのは、課長が根回ししてくれてるからっすよね？」
「恩返しじゃないけど、課長が喜んでくれるのってやっぱ仕事で花咲かせる事だし」
「課長の為にここらで本気出してみました(笑)」
いやだ・・・
まさかそんな風に考えてくれてたなんて・・・
本当に成長したのね・・・
部下の思いを聞いて柄にもなく感動した私は
記憶がなくなるまで飲んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
