受け入れる ページ45
‘ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン’
激しく鳴るインターフォン
これは間違いなくチャンミン
何を言われるんだろう
何を言えば良いんだろう
心臓はバクバクいってて
玄関まで進む足が震えてる
ドアに掛けた手も震えてる
玄関を開けるのが…怖い
‘ピンポーン’
なかなか開かないドアに痺れを切らしたチャンミンからの催促
意を決してドアを開けた
「ｷｬ…」
開けた瞬間
私を抱き締めたチャンミン
その勢いのまま押されるように玄関内に
「好きだ」
「チャ…」
「好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ」
何度もそう言いながら私を抱き締める腕の力がどんどん強くなる
「ちょっ…く、くるし…い」
聞こえていないのか
その力は全然緩まない
「愛してる」
そう言うと更に私の体を締め付ける
本当に苦しい！
背骨が肋骨が悲鳴をあげてる
「わ、分かった…から…はな…し…て」
「わぁ！すみませんっ！！」
「ハァァ…死ぬかと思ったわ」
漸く力を緩めてくれたけど、それでもまだ抱き締められたまま
「…さっきはすみませんでした」
「私の方こそ…ごめんなさい」
ユノさんの話を聞いて少し心の整理がついた
自分の変化を認めず拒否してきた事への後悔
そのせいでチャンミンを不安にさせて暴走させた
「…ちょっと出掛けませんか？」
「こんな時間に？」
「明日の仕事に差し支えたらすいません。だけど…」
もう日付も変わってあと数時間で私はまた出勤しなくちゃいけない
でも今からお風呂に入ってそれから寝ても寝不足は避けられない
ならこれから出掛けても一緒ね(笑)
「着替えるわ。上がって待ってて」
「はいっ！(^^)」
笑顔で元気良く返事をしたチャンミンをリビングに残し急いで着替えた
そうそう
こうして男を待たせるのも日常茶飯事だったわ
‘女が出掛ける準備をするのに時間が掛かるのは当然でしょ？
それを黙って待つのも愛情の１つじゃない？’
そんなの当たり前だった
だけど相手がチャンミンだってだけで、急げ！急げ！って気持ちが逸る
もうそういう自分も素直に受け入れよう
普通に考えたら私の人生はこの先まだ何十年とある
人生一度きり
今までと違う自分を受け入れるのに損はない
チャンミンがさっきみたいな笑顔を見せてくれるなら
人生で一度くらい‘恋する乙女’な自分になるのも悪くないかも(苦笑)
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
