寝ぼけたキミ ページ5
どのくらい集中してたんだろう
ふと視界に入ったチャンミン
いつの間にか焼きうどんは食べ終わっていて
いつの間にかリビングの定位置にいて
ゲーム機を手にしたまま
・・・寝てる
この子、本当なにしに来たのかしら？
しょうがないわね
「チャンミン、起きなさい」
「ん…」
「こんなとこで寝てたら風邪ひくわよ」
「んー…」
突っ伏していた体は起こしたものの、目はまだ閉じたまま
「寝るなら帰りなさい」
「んー…泊まらせて…くんないの？」
「は？」
「帰りたく…ねぇ…」
驚いたのは泊まらせてくれないかと聞かれた事じゃない
チャンミンのその口調
「着替えは？」
「…持って…きた」
始めから泊まるつもりだったのね
「じゃぁお風呂入っちゃいなさい」
「めんど…くせー…」
「そんな事言わないの。ほら、立ってお風呂に行く！」
チャンミンの腕を掴んで思いっきり引っ張るけどびくともしない
ったく…
何を食べたらそんなに大きく育つのよ
「ん…分かったって…ば…」
まだ殆ど開いていない目で、ふらふらしながらお風呂に向かったけど大丈夫かしら
それにしてもあれって・・・
寝ぼけてたのよね？
普段は律儀に敬語なのに
あの子、寝ぼけてると口調が変わるのね
それを可愛らしいと思うのはやっぱりチャンミンが好きだからかしら
そんな事を考えてるもんだから、なかなか先に進まない目の前の仕事
これは完全に集中力が切れたわね…
今日のところはここまでかな
「お風呂、先に入っちゃってすみません」
書類を片付け始めたタイミングでチャンミンがお風呂から出てきた
口調、戻ってる
目が覚めたのかしら
「タオルとか色々勝手に借りちゃいました」
「別に良いわよ。それよりちゃんとドライヤーしなさい」
「すぐ乾くし、面倒なんでいいです」
さっきの‘めんどくせー’はどこに行ったの？(笑)
あまりの変わりように笑いが込み上げてくるわ
面白いから少し遊んでしまおうかしら
「もうこんな時間ね。そろそろ帰る？」
「え？あの…今日も泊まっちゃだめですか？」
やっぱりさっきと違う(笑)
「帰らなきゃいけませんか？」
あぁ…もう…ダメ…
「…あははははははははははっ」
「！？何ですか！？」
「だってキミ…あははっ…寝ぼけてると、口調が変わるんだもの！あーはははははっ！」
もうダメ！
おかし過ぎて笑いが止まらないわ！！
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純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、チャンミンくんのお話し楽しんでいただけましたか？次はユノユノのお話しです！そちらも是非よろしくお願いします(≧∀≦) (2018年4月12日 23時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うははは(≧∀≦) (2018年4月12日 21時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - チャンミン、ダッシュでユノボッチ(≧∀≦) (2018年4月8日 11時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 流石、ゆの、ユノ(≧∀≦) (2018年4月3日 1時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やはー(≧∀≦) (2018年4月2日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年3月4日 20時
