ごめんね ページ30
「そろそろ帰りますね…って言うか、こんな時間までお邪魔しちゃってすみませんでした」
眠そうだけどご満悦な顔をして身支度を始めるチャンミン
私もこんな時間まで起きていたのは久しぶりで頭が少しボーッとする
「Aさん、眠そう(笑)」
「そういうキミも眠そうよ(笑)もう少し寝ていく？」
「は！？」
それはなんの深い意味は無く、ただ単にサラッと口から出た言葉だった
「何でそういう事を言うんですか！」
「おかしなこと言ったかしら？」
チャンミンは‘はぁぁぁぁぁぁ’と盛大にタメ息をついた
「前から思ってたんです。言おうかどうしようか悩んでたんですけど良い機会です。この際、言わせてもらいますけど」
バンビから最強様へと変化したチャンミン
何よ？また何か脅すつもり？
「俺の気持ちを拒否したくせに、元気をくれとくっついてみたり！
寂しいって言ったくせに、会えない間のメッセージにはロクに返信してくれない！」
あら、そういう話？
どんな脅しがくるのかと身構えていた私は拍子抜け
だけどまた面倒くさい話を持ち出してきたわね
黙って聞いとけばそのうち静かになるかしら？
「そもそもですよ？俺、Aさんが好きなんですよ？
そんな俺を何でこんな簡単に何度も部屋にあげるんですか！
何かされても文句言えないんですから！」
右から左へ聞き流していたけど、これまたとんでもない事を言い出したわね
「私に何かするつもりなの？」
「俺だって男ですから？するかも知れないじゃないですか」
「あはっ(笑)」
「何がおかしいんですかっ！」
おかしいわよ
だって
「キミはそんなこと絶対にしないわよ」
「何でそう言い切れるんですか？」
「私はチャンミンを信用してるし、キミはきちんとお付き合いが始まらないとそんなことしない誠実な人だもの」
今までのチャンミンを見てたら分かる
それはずっと感じていたこと
だから言い切れるの
「俺はそんなに出来た人間じゃないです」
「え…」
何が起こったのか分からなかった
一瞬唇に何か触れた感触
気付いたら至近距離にチャンミンの顔
「俺だって我慢しきれない時もあるんで」
怒ったような目でそう言い残して出て行ったチャンミン
あー…キス…されたんだ
確信したのは１人になってから
ごめんね、チャンミン…
どこかで‘私の事なんて本気なわけない’と思っていた
それを覚ったからチャンミンの目が怒っていたんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 931人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
純蓮(プロフ) - wakaさん» wakaさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えられてるでしょうか(。>A<。)今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、コメントありがとうございます！やっとここまで来ましたよ(;^_^A 今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナは、ワガママねウフフ(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わーい30過ぎて色々あってもやっぱり好き！ヒロインちゃんは、よく、考えるね、うん(OvO)考えたら、考えただけ、チャンミンが好きになるよ！キットね(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なかなかいい感じにフフフフ今後に期待！ (2018年2月25日 1時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：純蓮
| 作成日時：2018年2月10日 12時
