分身 ページ25
「俺も…これからちょっと忙しくなるんです」
背中合わせのまま喋り始めるチャンミン
今でも充分忙しそうだけど更に？
「ツアーが始まるんで、全国各地を転々とします。その間もテレビやラジオに出演するし、韓国での仕事も入ってます」
「それは大変ね…体調崩さないようにね」
「はい…だから、今でものように毎週ここでAさんとご飯が食べれません」
また１人の週末か…
でもそんなのは慣れよね
チャンミンがいる事が普通になりつつあったのと同じ
慣れれば寂しいなんて思わない
以前の週末に戻るだけ
「ここ最近の週末は楽しかったなぁ…落ち着いたらまた一緒にご飯食べましょう」
「また来るの？」
「ヒドイ人ですね！Aさんは寂しくないんですか？俺はこんなに寂しいのに」
寂しいのは今だけよ
キミの集中力の高さはここで嫌というほど見てきたの
あの集中力で忙しい仕事をこなしていたら、私の事なんてすぐに忘れるわ
・・・そうか
私は忘れられるのか・・・
「少し…寂しいわね」
「ですよね？俺が離れたら寂しい…そう思ってもらえるようにしてきたんですから」
私の心を誘導してたの？
ヒドイ人はどっちよ
「だから用意したんです」
ふと軽くなった背中
全体重をかけてないにしても
チャンミンも私の背中に寄りかかっていたんだと、背中が軽くなってから気付く
ずっと背中合わせだった私たちは暫く振りに向かい合う
「俺の分身(^^)」
チャンミンがポケットから取り出したのはキーホルダー
片方の掌だけで包み込めるくらい小さなバンビのぬいぐるみがぶら下がってるキーホルダー
その小さなバンビを額へと持っていき、目を閉じるチャンミン
そのまま‘う〜〜〜〜〜〜〜ん’と唸ったあと、目を開け私の掌にキーホルダーを置いた
「ただの分身として持っててもらおうとおもったんですが、いまコイツに俺の元気を注入しときました」
「元気？」
「もし俺がいない間にまた疲れた時は、コイツから俺の元気を吸い取ってください」
こんなの置いていかれたら…ねぇ…
「頭にくる事があったらこの子を殴ってもいいの？」
「なんで！？」
「だってこの子はチャンミンの分身でしょ？」
「そういう使い方は禁止です」
チャンミンの分身
これもキミの戦略よね？
お返ししたいところだけど、キミの元気は捨てがたい
そう思う私はまんまとチャンミンの戦略にハマったのかしら
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純蓮(プロフ) - wakaさん» wakaさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えられてるでしょうか(。>A<。)今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、コメントありがとうございます！やっとここまで来ましたよ(;^_^A 今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナは、ワガママねウフフ(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わーい30過ぎて色々あってもやっぱり好き！ヒロインちゃんは、よく、考えるね、うん(OvO)考えたら、考えただけ、チャンミンが好きになるよ！キットね(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なかなかいい感じにフフフフ今後に期待！ (2018年2月25日 1時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年2月10日 12時
