検索窓
今日:55 hit、昨日:33 hit、合計:210,323 hit

吠える犬にけしかける ページ39

:







相良くんにトラブルメーカーと言われる私ですが



なんと果たし状をもらいました!!
(実際は下駄箱に入ってた)



紙を見るとそこには綺麗な時で
私の名と場所、差出人の名だけ書いてあった


確実に女だって分かったんだけど
全く見に覚えのない人で困惑している。



行けば何かわかるかも、と思って
相良くんには内緒で放課後直ぐに向かった。









着いた先には倉庫があり
ここへ来る途中に紅高の今井くん達と出会った




今はもう使われてないのか
古びたドアを開けると薄暗い空間の中に
1人セーラー服を着た女の子が立っていた。









「待ってたわよ、丸山A」




「…あれ私、もしや有名人?」









え、そうだよねだって狂犬の飼い主とかいって
恐れられてるしこの人の果たし状にも
私の名が書いてあったもんね


スケバンアイドル・丸山Aで活動始めちゃう??






「ふざけたこと言わないでちょうだい
今日はどっちが相良くんの女にふさわしいか
勝負するためにここに来させたのよ」





この見た目は真面目そうな人って
あのいつぞやのお姉さん達が言ってた…






「えーやっぱそんな気がしてきたわぁー」




「ふん、すぐにでも話せないようにしてやるわ」





彼女はどこからか竹刀を取り出し
それを私に思いっきり振り被ってきた








「っぶなっ!」







間一髪でよけ、相手に隙が出来たうちに
その竹刀に掴みかかり強引に奪った






「そっちだけ竹刀持ってるのずるいじゃん!!」



「本気の勝負にずるいとか無いから!!」






相手は竹刀なんてなくても強い
みたいですぐに私に攻撃を仕掛けてくる



ただ殴ってくるんじゃなくて
何か格闘技でもやっているかのような
動きだって戦ってて分かった





実は理子にちょっと教えてもらったから






さっき奪った竹刀で上手くかわしなから
攻撃のチャンスを伺ってるんだけど

タイミングがズレて相手の爪が
私の瞼を掠ってしまい血が流れてきた。





しばらく攻防戦が続く



私も1発も当てれてないし相手も
あれから私に攻撃を当てられてない中







「私だって昔から相良くんの事が
好きなのになんであんただけ!」






「私だって相良くんの事好きだから!」









そう叫びながら
振るった竹刀が相手に思い切り当たった







「…A?」

兎を見て犬を放つ→←殿の犬には喰われ損



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
459人がお気に入り
設定タグ:今日から俺は , 相良猛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夢子(プロフ) - 完結おめでとうございます!クスッとくる場面ときゅんきゅんする場面の展開の仕方がとても素敵でした! (2020年12月31日 14時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)
riri(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年9月8日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - 夢主ちゃんのアホっぽさが可愛らしいし、なんだかんだで面倒見てくれる相良くんにグッときました!これからの展開が楽しみです、更新楽しみにしてます! (2020年8月25日 23時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ラエル | 作成日時:2020年8月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。