好きなものは好きなんだ (ページ11)

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好きなんだページ11

玉狛にただいまーと入ると小南先輩が
走って私の方に来た

「ねぇ！今風間さんと帰ってきた！？
結ばれたの！？結ばれたの！？」

そう聞かれはい、と簡単に返し
小南先輩の横を通りリビングに入った

「…え」

なんとそこには…迅さんがいた
分かってたよ！分かってた！
おいおいおいおいおかしいって
私はちゃんと屋上で迅さんを待ってた
玉狛まで範囲が届かなかった
来なかったから帰ってきた

「千夏～結ばれたってね～」

分かってた、未来が見えるサイドエフェクトを
持っていることを
今回ばかりは感謝してやるよ

「ありがとぉぉぉ！！」

「ぐはぁっ」

そう言って迅さんのお腹に抱きついた
迅さんが食べようとしてたあげせん
が床に落ちたけど無視した

「そんなことしたら、風間さんに怒られる」

「迅さんは人間じゃないから」

だから大丈夫！と即答してやった

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次の日

私はインターホンの音で目覚めた
朝から誰だろ…と思っていたら
栞ちゃんが部屋に入ってきた

「千夏の王子様が玉狛に来たよー！」

はやく出て！と言って栞ちゃんに玄関まで押され栞ちゃんはリビングに行っちゃった

「おはようございます…」

ドアを開けると風間さんがそこにいた
私はとりあえずあいさつをした

「寝起きか」

「はい」