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「Aちゃん！」
今日はいわゆる終業式だったので
午前で学校が終わってしまって
太陽がまだ真上にあるにもかかわらず
理子達と学校から帰ろうとした時だった
「…はい、？」
校門の前にいた他校の制服を着た人に
いきなり呼ばれるものだからびっくりした
なんかいるなくらいにしか
思ってなかったからまさか私とは思わなかった
ちゃん付けで呼んでるから
何かしら関わりがある人なのかと思ったけど
理子達の顔を見ればなんだか
警戒してるっぽいから多分知らない人
「話したいことがあるんだよね」
「はぁ、」
怪しさはあったものの喧嘩を売りに
来た訳では無さそうだから
理子達と別れて渋々彼の後をついて行った
なんかあったらこれを使えと
三橋からコショウを渡されました
.
「簡潔に言うね、俺と君は付き合ってたんだ」
とあるサテンに連れて来られてたんですけど
メニューを何となく見てると聞いて、と言われ
顔を上げたらいきなりそう告げられた
…ん？
ツキアッテタ？ダレトダレガ？
「信じて貰えないかもしれないケド」
思った事が顔に出てたのか彼はそう続けた
彼の言うとおり付き合ってたなんて
急に言われてすんなり信じられるわけがない
「俺、麻木利夫って言うんだ」
それでね、と彼は続け
付き合ってた話など詳しく教えて貰った
どうやら彼は長峯高校、通称"峯高"の3年生で
麻木先輩と私は呼んでいたらしい
そして2年生の夏頃に付き合って
それなりに仲良くやってた所
私が事故って記憶喪失になってしまったと
「記憶のないAちゃんといても
虚しくなるだけだから
見守ってるだけにしようと思ってたんだよネ」
彼は忙しいらしく1回しか
私のお見舞いに来れなかったそう
まぁ正直誰が来てたとかは覚えていないけど
それで彼は記憶がないことにショックを受けて
私と距離を置こうとしたらしい
何となく聞いているうちに話が読めてきたぞ
「でも好きな気持ちは我慢できなかった
だからもう一度やり直したい」
「…なるほど」
あまりに真面目な顔で言うから
嘘ではないんだろうけど
今の私にいきなり付き合ってと言われても困るので
とりあえずと仲良くなるとこから始めてもらった
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anier017(プロフ) - いつも楽しみにさせて頂いてます！夢主ちゃんの記憶喪失つらいですね、、！いつものはちゃめちゃ(?)に元気な姿に早く戻らことを願いながら続き楽しみにしてます^^ (2021年4月24日 8時) (
レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラエル | 作成日時：2021年4月13日 12時
