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「2回も助けられたら何かの縁ですよね
名前、聞いてもいいですか?」





「…相良」




彼はぶっきらぼうに答えてくれて
その名前はどこかで何度か聞いたことある気がした




「私は丸山Aって言います」




「知ってる」





確かにこの間私の名前を呼んでいて
なんで知っているのか聞こうと
首を彼の方に向けた







「!」





…あれ、なんでだろう
理子や三橋の時にあった違和感がない




不思議な感覚に包まれた私は質問が口から
出てこなくて、ただ見ただけになってしまったが
別に彼がこちらを見ることは無かった









「…ぇと、ありがとうございます」




「どういう経緯であそこにいたか
知らねぇーけどよ、もう捕まんなよ」






それから特に話す訳でもなく
歩いてたらすぐにお家へと着いた




彼の事、ただの怖い人だと思っていたけど
振り向き際に少し笑っていた顔が
…かっこよかった。








.







「ねぇ三橋!相良サンについておしえて!」




「、、、はぁー相良!?急にどうしちゃったの!?」







朝、3組にてすぐ三橋の所に駆けよって
机をバンバン叩きながら彼の名前をだした


すると数秒遅れて三橋が驚き始め
うるさい私達は少なからず注目を浴びるが
知らないフリ、知らないフリ!






「相良のことなんて聞いても得しないよー?
どうせなら俺のことを聞いた方が何百倍も…」



「いいの!彼にお礼をしたいから!
なんか相良サンのことについて教えて!」








「…お礼!?お礼って…あ!俺ってこと?
相良サンに俺したいってことだろ!」



「何訳わかんないこと言ってんの!
早く相良サンのこと教えてよ性格とかサ!」






聞いたものの三橋の口からは
彼の悪口しか出てこない



とんでもなく卑劣で、喧嘩っ早い上に
手段を選ばないとかどうとか



止まらない悪口を前にして
三橋は開久を良く思っていないのに
聞くのが間違いだったと今更後悔してる





「でも昨日の相良サンはいい人だったよ」



「昨日相良と何があったんだよ」






昨日ね、と膝枕の話や黒い制服の人達を倒して
家まで送って貰った話なんかをしたら
みるみる三橋の顔がビーバーになっていった





「おのれ相良…!いまさら良い奴ヅラしやがって…!
A!それは夢だ!相良とは何もなかった!」

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anier017(プロフ) - いつも楽しみにさせて頂いてます!夢主ちゃんの記憶喪失つらいですね、、!いつものはちゃめちゃ(?)に元気な姿に早く戻らことを願いながら続き楽しみにしてます^^ (2021年4月24日 8時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラエル | 作成日時:2021年4月13日 12時

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