「役に立たない乃木くんと学校の怪談の話です☆」「役に立たなくないよ〜」

「秋の転入生！ユイちゃんごめん出番まだ！」 ページ21

最後の方はほぼAと乃木の
勝負になっていた。シャルロットは
苦笑いし、桃戸は微笑ましく
その光景を見ていた。




「あ、もう時間じゃーん！
じゃあ今日は部活終わり！
お疲れ様でしたー」



乃木の適当な終わらせ方により
次々とみんなは部室から
出ていく中、シャルロットと
Aと乃木が残っている。



「シャルロットちゃん、
一緒に帰ろ？」




「…あぁ。」



「えーずるい俺も一緒に帰る！」




シャルロットと帰る私に
嫉妬してるのかな？とAは
思いながらも了承し、カバンを持った。




廊下に出たらAが真ん中で
左右には乃木とシャルロットがいる、
2人は同じくらいの背で、Aだけ
小さかった。




「…ねぇ、シャルロットちゃん。
シャルロットちゃんって呼んでるけどさ、
本当は、男の子…だよね？間違ってたら
ごめんね。」



シャルロットの方を見ずに
そう言うとシャルロットは目を
見開いた。乃木も驚きが
隠せなかった。Aは以外にも勘が鋭い。



「え、嘘でしょ？」



「…A、よくわかったな
本当は男なんだ。」




理由は聞かないでおくよとAが
いったとき、乃木がAと
シャルロットの間にはいってきた
その顔は少し不機嫌そうだった。




「じゃあ、私あっちだから…
それと、2人とも私と仲良く
なれそうだからロッティって
呼んでもいいよ」




「うん、またねロッティ⭐」



「明日も来てね♥」




ロッティとは違う道を
乃木とAは歩き始める。

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