「役に立たない乃木くんと学校の怪談の話です☆」「役に立たなくないよ〜」

「夜中にピアノを弾く子、あんな子知らねぇ！」 ページ15

「さーぁ、今からAと乃木先輩と
多橋先輩に催眠術をかけます！」




ただいまの時刻6:41。もうすぐ
部活が終わるって頃に桃戸が
催眠術をやると言い出した。




桃戸が5円のついた紐を
ゆっくりと左右に振った。
それにつられ目を左右する
Aと多橋は目がうとうとし始め
机に伏せてしまった。




「…俺、催眠術かかんねぇのか」




寝ている2人を見つめながら
そう呟いた頃、部活終了の時間になった。
乃木先輩あとはよろしくです！と
言って桃戸を含めたほかの部員は
帰っていき、3人だけが部屋に残る。



「(起こすのもあれだしなー…
まっ、起きるまで待つか)」



乃木はどうせすぐ起きるだろうと
考え椅子に座って待っていたら
ならなか起きず、乃木まで普通に
寝てしまった。



「ぅ…あれ、学校？乃木くん！
多橋先輩起きて！起きて下さい！」



Aが目覚め状況が把握
できず近くで寝ている2人をなんの
お構い無しに起こした。




「寝てたわー！Aちゃんおはよ♥」




「おはよう⭐」




さぁ帰ろうと荷物を片付けている
静かな空間に合わない、音が聞こえる
Aはそれに気が付き
2人に聞いてみた




「ピアノの音…聞こえない？」




3人は沈黙になりますさらに
ピアノの音がはっきり聞こえるが
乃木はイマイチピンと来てなかった




「本当だ、3階から聞こえる…」




「様子、見に行ってみます？？」




どうやら多橋は聞こえたようで
乃木1人、聞こえないまま
2人と音楽室について行った。

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