お願い、シュートは決めないで。【流川楓】 (ページ24)

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問題児率の高さページ24

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｢あ"ぁっ！！｣

｢…｣

｢あ｣

｢、、、やべ｣

桜木くんと宮城さんの喧嘩は激化する中、1歩引いたところでそれを見ていた流川の顔面に、恐らく桜木くんの履いてたであろう靴が直撃した

びっくりしておもわず変な声出ちゃうし、桜木くんと宮城さんもピタ、と止まり顔に冷や汗を浮かべている

｢…許さん｣

｢うわぁぁあぁぁ落ち着け流川！！な？！！｣

｢お？！！やんのかてめー！！！｣

｢バカ！！挑発すんなって！！…って、いてぇんだよバカが！！！｣

いつもは怒らない流川もさすがに堪忍袋の緒が切れたのか、掴みあっていた2人に乗り込んで行った

彩子さんも何も言わないし、もはやここにいる人達ではあの3人を止められないのでは、、？

｢へっ！！当たんねぇよそんなの！！｣

｢待てやコラ！！！｣

どうしたものかと考えていたら、転がっている靴を桜木くんが宮城さんへとぶん投げていて、宮城さんはそれをかわしながら体育館の横のドアから外へと走って行ってしまった

まだお互いがお互いに怒ってるみたいで、桜木くんと流川もそんな宮城さんを追いかけ飛び出していく

.

彩子さんと2階に居た晴子ちゃん達とで問題児3人を探しに行けば、この前私たちがいた校舎の裏みたいなところで未だに争っていた

｢そもそも先輩に向かってなんなんだよその態度！！｣

｢うるーせ！！モテねーくせに！！この天才桜木が本気を出せばてめーや流川よりモテるんだよ！！｣

｢それは無い、2人ともモテない｣

｢んだと流川！！！｣

そんなことを他の生徒もチラホラ歩くこの場で大きな声で言い合うものだから、周りはバスケ部何やってんの…？という状態だ

これを知った晴子ちゃんのお兄さんはどうなるんだろうと女子達で想像し、同じタイミングでため息が出た

｢…っとにバカなんだから｣

｢！｣

彩子さんが頭を抱える横で、ゾロゾロと黒いものが視界に
入る

そちらを見れば、長髪だったりオールバックだったり、いづれも長ランを着ているまさに不良と呼ばれる人達が歩いていた