お願い、シュートは決めないで。【流川楓】 (ページ2)

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ようこそ！バスケ部ページ2

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「男子バスケ部の練習、見に行ってみない？」

「？、うん、いいよ」

転校から日が経ったとある放課後、晴子ちゃんに男バスの練習を見に行かないかと誘われ、急だなと思いつつ

私自身部活に元々入るつもりなかったしアルバイトもまだいいかなってことで2つ返事で了承した。

どうやら気になる男の子がいるらしいんだけど、

あの晴子ちゃんですら魅了させてしまうようなバスケットボール部男子って一体、、、、？！

「とりあえず行ってみよ！」

.

2人で体育館までの廊下を駆けながら(途中先生に怒られたりもした)晴子ちゃんの気になる人について聞いてみた

「晴子ちゃんの気になってる人ってどんな人なの？」

「なまえはね、流川くんっていうの！」

「、、、ん？」

流川？ルカワ？るかわ？

いやいや、そんなまさかな
そうそう聞かない苗字の気もするけどまさかな

.

「あ、ついたよ！いるいる！あの人！」

「もー遅いよ2人とも」

「ごめん！掃除当番だったの！」

モヤモヤしてたら体育館の入口につき、先に来ていた晴子ちゃんのお友達とも合流して4人になった。

晴子ちゃんは真っ先に(きっとアイツではないだろう)ルカワくんを見つけ、ものすごくテンションが上がってる。

隣でも(きっとアイツではないだろう)ルカワくんを応援してて、そんなに人気なんだ、、、。と思いながら、晴子ちゃんの指さす方を見る

それと同時、パサッ。と彼が鮮やかなゴールを決めた

「「「キャーー！！！ルカワくん！！！！」」」

「…！」

「ね！ね！かっこいいでしょ！」

「…まじか」

まさかな、と思ってた事が的中し、言葉も出なくなってたら晴子ちゃんに｢Aちゃんってば、流川くんに見とれてるな〜？｣と勘違いされた。