何で私には意地悪なの。９

362 ページ43

『…はあ。』



お祭りの為に来たんだよ。



…待ち合わせの場所にね。



もちろん、アヤメと一緒に。



…そうしたら、さ。



トウマ「…酒呑くん、Aに近い。」



ハルヤ「何の事？」



アキノリ「アヤメさん！待ってました！」



ナツメ「あー、収集つかない。」



…何かカオスだったよね。



何かハルヤもいるんだよね。



そこが一番カオスだよね。



『何でいんの…。』



ハルヤ「天野さんに誘われた。」



アヤメ「…ナツメちゃん？」



ナツメ「いやー、トリプルデートが良いかなぁって。」



…何が悲しくて私に告った割にアヤメのストーカーしている奴とお祭り回るのさ…。



ハルヤ「…A、行こうか。」



なんて言って手を繋いでくる。



『意味分からない。てかアヤメは？』



ハルヤ「姫も大事だけど、今日はそれよりAを大切にしたい。」



『頼んでないし離せや。』



…しっかり掴んで離さないんだけど。



アヤメ「…A！」



そう言って腕を引っ張ってくる。



さすがのハルヤも、姫相手にはやっぱり逆らえないらしい。



すぐに離してくれる。



アヤメ「りんご飴食べたいんだよね？買いに行こう！」



『良いよ。』



助かりました。









＊

363→←雑談

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す