何で私には意地悪なの。９

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『カルラ、来てくれてありがとう。』



とりあえずお礼を言う。



カルラ「いいよいいよ！Aが喜んでくれたならそれで！」



『なら良かった…？』



ほんとに良かったよ。



『トウマと夜行がイケメンだから心配でね…。』



トウマ「…イケメンじゃないと思うけど。」



『イケメンだよー。』



カルラ「僕は？」



『ムカつくくらいイケメンだよ。』



…烏天狗に瓜二つだしね。



トウマ「A、写真撮ろう。」



『いいよ。』



ってことで二人で撮る。



トウマ「ありがとう。」



『うん。』



…ああもう、ハルヤのことが頭から離れないんだけど…。



カルラ「…ねぇA？」



『ん？』



カルラ「何か…酒呑童子の妖気を感じたのは気のせい？」



…やっぱり気付くよね。



一時期一緒に住んでたくらい仲良いもん。



『…気のせいじゃない。』



でも…今日言われた事を考えると、



そう簡単に告げて良いことでは無い気がしてくるの。



だから…暫く隠させてね。



トウマ「大丈夫？」



『んー？』



トウマ「ちょっと暗い顔したけど。」



…もうちょっと表に出ないよう気をつけないとな。



『大丈夫だよー。』



夜行「……………。」









＊

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