333 ページ11
『ちょっと。』
ハルヤの肩を掴む。
ハルヤ「…何お姉さん、ナンパ？」
『誰がアンタをナンパするの？』
ふざけやがって。
『何をしているの。』
ハルヤ「…こんなイベントがあるんだね。オレびっくりしちゃったよ。」
『…ハルヤ。』
ハルヤ「結局はAも女の子だから、こういうのが気になって」
『私は何をしているのか聞いているの。』
そう言うと、何も言わなくなる。
『…答えてよ。』
…私は、ハルヤともずっと友達でいたい。
ハルヤ「…Aには関係ないよ。」
…そうやって突き放すんだね。
『…何で、』
ハルヤ「って言っても、分かっているんだろう？」
私の目を見据えてそう言う。
ハルヤ「オレがしようとしていること。」
…そんなの知らないよ。
『…私はただ…みんなと一緒にいたいだけなのに。』
どうしてその邪魔をするの？
ハルヤ「…別に邪魔しようとしてる訳じゃないけど。」
…嘘だ。
ハルヤ「ずっと思ってたんだよね。」
『…？』
ハルヤ「Aは奴らと一緒にいても幸せになれない。」
…何でそんなこと言うの？
ハルヤ「だからこの間記憶を失ったんだろ。」
『…いずれはああなっていた。』
ハルヤ「オレなら守れた。…あの時のように。」
…確かにそうかもしれない。
でも、私は…。
ハルヤ「A。」
そう言って私の頬に手を当てる。
ハルヤ「オレ達の仲間になってよ。」
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayumisimuya(プロフ) - わかるよ！いまさらだけど (2019年11月3日 19時) (
レス) id: 7e5a632e4e (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 私もオロチ大好きです♪和を重んじるタイプが現代に馴染んでいたのには驚きですが… (2019年2月9日 11時) (レス) id: 01053ecf80 (このIDを非表示/違反報告)
エルム - マジか、オロチ出るのか。レッツパーティ！ (2018年9月29日 1時) (レス) id: 64cc466946 (このIDを非表示/違反報告)
友希 - えっ、オロチ出るの！？まじぱりぴなんだけど！ (2018年9月2日 22時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 愛と勇気さん» そうですねー。はやくアニメでてこい( ´∀｀) (2018年8月27日 15時) (レス) id: 52b56b2ed5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
