何で私には意地悪なの。２

番外編　月浪 トウマとの関係 ページ40

『トウマ。』



トウマ「ん？」



『買い出し行こう。』



妖怪探偵団での活動が始まる前。



トウマ「何で買い出し？」



『アイスが食べたい。』



トウマ「分かった。」



ナツメ「行ってらっしゃーい。」



外に出る。



トウマ「ていうか、何でアイス？」



『アイスの気分だった。』



トウマ「…アイス、好きだよね。」



『よく食べてます。』



トウマ「知ってる。」



『…思い出の品ですから。』



アイスはよく…元カレと食べてたんだよ。



トウマ「…Aの彼氏って、」



『え、』



トウマ「…？」



『…ごめん、タイミング良すぎて。』



びっくりした。



丁度考えてる時にその話してくるから。



トウマ「どんな人だった？…妖怪か。」



…ああ。



『優しかったよ。』



トウマ「優しい？」



『うん。それに…周りのこともすごく大切にしてた。』



…そんな彼が、大好きだった。



『めちゃくちゃ喧嘩してたけどね？』



トウマ「そうなんだ。」



『うん。』



…懐かしいなぁ。









＊

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