1話 ページ1
ドォオン。地響きと共に爆風や熱風、そして轟音が私達を襲った。
「きゃーっ!!」
『え"ぇええ!!?こんな筈じゃ無かったのにぃいい!!!って言うか寧々ちゃん大丈夫!!!?』
…皆、元気かな?知る人ぞ知る多作品での主人公の掛け持ち代表(仮)【神川明音】!それが私!!当然今作も主人公をさせて頂いてます!!
それがなんでこんな事になってるのかと言うと...
*
「お願いします明音様!着いてきて下さい!」
『んー、どうしよっかなぁ』
事の発端は、同級生兼親友の八尋寧々ちゃんから、この学園に伝わる七不思議の1つを試し、願い事を聞いて貰いたいが怖いので着いてきて欲しいというお願いをされたことから。
「えっと、なら、私のお願いと一緒に明音様のお願いも聞いて貰うように頼むのはどうでしょうか!」
『んー…よし乗った!』
「やったぁーっ、ありがとう明音!」
そんなこんなで七不思議の七番目、トイレの花子さんを試しにやってきた。
「花子さん花子さん、いらっしゃいますか…!」
《はーあーい》
とうとうその時が来た。少年?の声と共に扉を開くようにして個室の中から手が出てきたのだ。
怪異の目が覗く。
《…は?》
私達を見て、怪異は確かに《は?》と言った。聞こえた。寧ろこっちが『は?』と言いたいところだったが、グッと堪えた。
その時だったのだ。
スイッチを押したようなカチッと単調な音が聞こえると。
ドォオン。…最初に繋がる。
*
「げほっ、げほっ」
『耳いったい…』
突き抜けるような痛みと、キィーーンと高い耳鳴りが続く。
『な、何が起こったんだ…』
そろそろと爆発が起こった個室を覗いた。
『えっ、うわぁ…』
「ううっ、なんでこんなことに…」
個室内は焼け焦げている。壁も崩れているし、まあまあの威力だったようだ。
『何これ…怖ぁ…』
《あー…ごめんごめん、驚かせちゃったよネ》
「明音、う、後ろ…!」
『え?』
寧々ちゃんに話しかけられて、私は振り向いた。
『う、うわぁああっ!』
また驚いて私は目の前の謎の少年に手を伸ばしたが、するりと通り抜けてしまった。
《俺は怪異さ!学園七不思議が七番目、トイレの花子さん…ヨロシクね》
妖艶にくふっと笑いかけてきた怪異。
私は言葉が詰まりつつも話した。
『えっと、え?…さっきの…?あれ?』
《あれね、俺がビビって間違えて自爆しちゃったからなんだよね。此岸の物とか生体には無害だからダイジョーブだよ》
『いや…もう…充分被害に合ってるんだけど』
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白器*(プロフ) - まじですか!?もう一つの方も、見に行きますね! (2019年6月23日 2時) (レス) id: 807ceadfb9 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリー(プロフ) - 優先順位低くてどうしても遅くなっちゃうんだよね…うーん (2019年6月23日 2時) (レス) id: 101224948b (このIDを非表示/違反報告)
ジュリー(プロフ) - 白器*さん» わー!!!ありがとうー!!!もうひとつの花子くんが完結したら書くつもり! (2019年6月23日 2時) (レス) id: 101224948b (このIDを非表示/違反報告)
白器*(プロフ) - ジュリーさん地縛少年花子くん書いてたんだ…花子くん自爆するの新しいね!更新頑張ってください! (2019年6月18日 22時) (レス) id: 807ceadfb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジュリー | 作成日時:2018年12月22日 19時