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その後、少し休憩しようということになって
不死川は屋敷に戻った
私は狗巻先輩の手伝いをした
『大丈夫ですか?』
「えぇ、まぁ」
一人一人に声をかけながら手当てしていく
「強いんですね」
『まだまだですよ』
あ、消毒液切れた
まだあるかな?
不死川に聞きに行こーっと
『消毒液あるか聞いてくるね』
狗巻「しゃけ」
私は屋敷に入り、不死川を探した
少し歩くと声が聞こえた
誰かと話してる?
"馴れ馴れしく話しかけてんじゃァねぇぞ"
ん?怒ってるのかな?
"それからテメェは見た所なんの才能もねぇから鬼殺隊やめろォ"
その場の緊張感は息をすることも許されないような緊張感だった
"呼吸も使えないような奴が剣士を名乗ってんじゃねぇ"
'そんな…'
私は壁から少しだけ顔を出す
誰だ?あの子?
不死川はくるりと向きを変え歩き出した
'俺…鬼を喰ってまで…戦ってきたんだぜ…'
鬼を喰った!?
え、それってあの子は鬼って言うこと?
どゆこと??
その子がその言葉を放った瞬間
不死川は後ろを振り返り
その子目掛けて目潰しをした。
え、
『ちょっ!不死川!!何してんの!?』
不死川「…っ」
私は男の子に話しかける
『大丈夫??』
しかし、その男の子は目を抑えながら顔をしかめるだけで返答はなかった
『今、治すからね』
私は反転術式を使い目を治した
不死川「はぁ!?」
目を覆っていた手をどけてその子の目に異常がないか見ようとすると
『ん?誰かに似てる』
玄弥「兄貴、結婚してたんだな…」
『兄貴!?』
不死川「結婚だァ!?」
『君が?不死川の弟!?』
不死川「俺が?コイツと結婚!?」
『「ありえねぇー!」』
『てか、弟に目潰しするか?普通』
不死川「俺に弟はいねぇよ」
『いるだろ!君、名前は?』
玄弥「玄弥です」
『玄弥くんが!いるでしょ!』
不死川「ッチ」
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作者名:ぽんぽん。。 | 作成日時:2021年3月25日 0時