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#30 ページ31

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「...さん。一宮さん」


A「ん....、あ、阿久津くんが来たってことは終わったんだ」


寝そべって寝ていた私に声をかけたのは阿久津くんだった。


阿久津くんはよく屋上にいるから、なんとなく来るのは阿久津くんじゃないかって思ってた。


阿久津「一宮さんにはびっくりしたよ。どうでもいいなんて言うから」


A「最初は興味持って聞いてたんだけど。話長いの好きじゃないから。で、解決したの?」


阿久津「まぁ」


A「さすがオバサン。停学明けに愛がどんな感じで来るか楽しみ」


私の予想では、長谷川さんと同じようにオバサンのところに行くんじゃないかって考えてる。


着々と友達出来てるじゃん。



A「それで?愛を突き落としたのは阿久津くん?」


阿久津「...そうだよ」


だと思った。

やっぱり阿久津くんだったんだ。



A「で、愛のカースト順位落とすんでしょ?...そういえばオバサンってどうなってるの?」


オバサンってスクールカーストに入ってなかった気がする。


3軍に入れるのか、2軍に入れるのか。



A「まぁ、カーストなんてオバサンには関係ないか。次は何するの?」


阿久津くんは黙ったままで何も言わなかった。


A「教えてくれないよね、わかってる」


少しだけ期待したけど答えてくれないってわかってた。


楽しみにとっておこう。

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2016年9月19日 15時

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